第一話~ 1日目 ログイン
まあまあ早く投稿出来ました。
7/5は作者の誕生日でした。
後輩からメントスとコーラをもらいました。
当然コーラに入れました。意外とショボいんですね。あれって。
「三、二、一、ログイン。」
[まずはキャラクターデータを設定します。ここで決められたデータは変更出来ませんのでご注意下さい。
βテスト時のデータが残っています。ロードしますか?]
機械らしさを感じさせない、まるで中の人がいるかのようにスタート時の案内を終わらせるルー。
ルーとは運営側のAIの一人で大人っぽいお姉さん的な見た目をしている。担当は説明だ。
他にも、GMコール対応係のルティ(ロリぃかんじ)とゲームバランス調整係のマスタ(情報なし)がいる。
「はい。」
βテスト時のデータは、外見と、回復アイテム(20個まで)が引き継げるようだ。
[スキルを決定してください。]
マジクラには10000種類以上のスキル(最初に10個選び、その後はプレイスタイルに応じて獲得できる。)があり、それと称号の組み合わせで職業が変化していくシステムだ。
俺が選んだ組み合わせは
職業 魔法使い
条件 魔法適性系統のスキルを取ること
スキル
風魔法適性Lv1 付与魔法適性Lv1
回復魔法適性Lv1 魔力増加Lv1
魔法攻撃力増加Lv1 高速詠唱Lv1
視力増加Lv1 思考加速Lv1
思考詠唱Lv1 索敵Lv1
だ。
魔法使い系の職業にはβテスターの一部しか知らず、秘匿されている情報がある。
それは、魔法を創れるようになる条件だ。
何故秘匿されているかというと、難しすぎる上にPKが横行する危険があるから。
その条件は、5000個大猪の魔石を集めること。
大猪の魔石とは、最初のエリア<ラマサール湿原>のエリアボス<ワイルドボア・ダーク>のノーマルドロップ (50%)だ。
二回に一回は手に入る計算のため、10000回倒せばいいということだ。
死んだ場合、所持アイテムの10%に加え、装備を1%でその場にドロップするのだ。
要するに、ワイルドボア・ダークを狩った帰りのチームを襲えば、楽して大猪の魔石が手に入るということだ。
それを危惧したβテスターたちは、サービス開始から、一年間は秘匿することを決定した。
しかし、個人で集め魔法を創れるようになるのは自由とされた為、俺は一刻も早くワイルドボア・ダークを討伐すべく、Lv上げを始めた。
一日目終了時のレベル~5
レベルアップしたスキル~風魔法適正Lv1→Lv4・付与魔法適正Lv1→Lv2・回復魔法適性Lv1→Lv3
魔力増加Lv1→Lv2・索敵Lv1→Lv5
スキルによって成長速度が違います。索敵はかなり速いほうです。