登場人物紹介【ドレイク、プリメッタ】
【ドレイク・ゼイン】
身長:170㎝
年齢:16歳
性別:男
一人称:ぼく
共鳴魔力:殺意
レガリア名:刹骸のレガリア 『アミカ・ゼイン』
【キャラ紹介】
本作の主人公。黒髪に煤けたルビーのような瞳が特徴。プリメッタ曰く、顔立ちはかなり整っているとのこと。
ゼイン家という、腐敗したロヴァニア帝国では数少ないタイロス神を信仰する武家の生まれ。
だが、利権を貪る保守派と対立し父は自害に追いやられ、母は病死。ゼイン家は取り潰しとなり姓を失い、残された借金返済の為に10歳の身で『奴隷戦士』となった。
性格は温厚で人を思いやる優しさを持つが、その優しさは戦場では致命的な弱点となる。
親友モーガンの助力で八百長を重ね、借金を返済するも、対戦相手の不意打ちで命を落とす。
死後の白き世界にて、戦神タイロスと邂逅。妹ミレイアの死を知り、彼女を蘇らせるために『ロヴァニアの皇帝となる契約』を結び現世へと復活した。
かくしてドレイクは、誰よりも優しい心を抱えたまま、最も残酷な戦いの道を歩むこととなる。
【必殺技】
・『アミカ・ゼイン』
レガリアと呼ばれる魂の武具。他者の殺意を吸収することで発動する。
骨を編んだ純白の鎧で、両手・両足・首の鉄輪から伸びる骨鎖は、殺意の吸収量によって本数を増す。その数は最大五本。
骨鎖はマフラーのように巻き付けて収納可能。名付け親はプリメッタ。
・『ニーズヘッグ』
骨鎖を奔らせ、節で対象を切り裂く技。鋼鉄のゴーレムすら容易く断ち切る、白鎖の刃。
・『殺意終局状態』
ドレイクは生来の性格ゆえか、はたまた別の要因か、自らの殺意を維持することが出来ない。
先述したように、他者の殺意を吸収することでレガリアを発動し、その総量で骨鎖の数が増していく。
骨鎖が五本に達した時、自身の殺意が解放され黒紅の呪火を纏い、真の必殺技が発動可能となる。
なお、回避戦ではプリメッタを傷つけられたことに対する怒りと、観戦者の万の殺意を吸収したことでこの状態へと移行した。
・『プライドバンシー』
骨鎖を通して殺意を伝播する共鳴魔法。
ゴーレムなどの感情を持たない物体や、恐怖が先行して戦意喪失した者ですら殺意の感情に支配される。
この共鳴魔法によって全てがドレイクの敵となり、全ての敵が必殺技の対象となる。
・『モルス・フローリス』
呪火によって対象の肉体を膨張させ、完全密閉することで圧縮・爆縮させる必殺技。残るのは純白の『死の花』のみ。
この技は殺意の無い相手には発動しない。
だが、ドレイクはプライドバンシーによって対象を敵に仕立て上げることが出来る。
つまり、殺意終局状態となったドレイクの『死の花』から逃れる術はない。
☆ ★ ☆
【プリメッタ・チャフ】
身長:145㎝
年齢:17歳
性別:女
一人称:アタイ
共鳴魔力:アドレナリン
【キャラ紹介】
本作のヒロイン。亜麻色の美しい長髪にラベンダー色の瞳が特徴の目隠れ系美少女。
語尾に『だよぉ』を付ける話し方をする。怒ると口が悪くなるが、本気で怒ることは無くボケとツッコミのようなものである。
その小柄な身体からは元気が溢れ出しており、どんなに絶望的な状況でも前を向いて爆走する肝っ玉お姉ちゃん。
慈愛の女神を信仰するセルミア教のシスターとして、ドレイクの妹ミレイアと共同生活をしていたが、その正体は『エルキオン公国』という傍迷惑な国のジャーナリスト。
人との距離感がおかしく、出会った瞬間に親友のように接してくるのはエルキオン人の特性とも言えるが、プリメッタはその傾向がより顕著。
ジャーナリストとしては超が付くほど優秀で、誰もが取材し得なかった国や人物の情報を持ち帰ったりしている。
そのため彼女の情報を求める組織は後を絶たない。かなり稼いでいるはずだが、本人はいつも貧乏。
受けた恩を数百倍にして返し、困った人を放っておけない性格ゆえ、稼ぎを取材対象や出会った人々に還元してしまうのだ。
そんなプリメッタは常人離れした能力を持つ。
•相手の思考や感情を感じ取る感受性
•群衆の中でも会話を聞き分けられる聴力
•高い身体能力と判断力
•大怪我でも寝れば治る回復力
これらは共鳴魔力であるアドレナリンの影響と思われるが、出生にも何らかの秘密があるようだ。
ドレイクと運命的な出会いを果たしたプリメッタは、その持ち前の明るさでドレイクを支える精神的支柱となっていく。