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第1話 先日勇者から助けて頂いた聖剣ですが

エイプリルフールなので新連載です。

夕方に2話を更新します。

また同時新連載で「女神の愛息は地方公務騎士を目指す 」も連載始めました。

宜しければこちらもどうぞ。

「おはようございます。先日勇者から助けて頂いた聖剣です」


 二日酔いに痛む頭を堪えてドアを開けたら地面に剣が刺さってた。


「……」


 俺はドアを閉じた。


「昨日は飲みすぎたかな?」


 シュパッ、バラバラバラ、ドシャドシャ。


「いえ、幻ではないですよ」


 ガラガラと音を立ててドアが壊れると、足の生えた剣が中に入って来る。


「ドアが!? って、ひぃっ!? 足が!?」


「手もあります」


 不気味な事にその剣には手と足が生えていて、何事も無かったかのように俺の前に立つ。


「先日勇者から助けて頂いた聖剣です」


「何それ知らん!」


 いやマジで意味が分からんのだけど!?


「覚えていらっしゃいませんか? 昨日勇者が私を抜こうとしているのを阻止してくれたではないですか」


「き、昨日?」


 不気味な目の前の光景から目を逸らす為、俺は必死で昨日の事を思い出す。

 昨日は確か、そうだ。

 数年来の恋人に「貴方って地味だし一生出世できなそうよね」と言われてフラれた最悪の日だった。

 それでやけになって有り金ははたいてヤケ酒かっくらったんだよな。

 とにかく飲んで飲んで飲みまくった。嫌な出来事を忘れる為に。


「ええと、その後どうなったんだっけ……」


「私を抜こうとした勇者に喧嘩を売ったんですよ。しかし女に振られたからって自棄になり過ぎでは?」


「勝手に人の回想を見るな!」


 勇者、そう勇者だ。

 俺の住む街には勇者だけが引き抜けると言う伝説の聖剣があるんだ。

 元々この町は小さな村だったんだが、勇者が使ったと言う聖剣が安置されてたもんで外から人が沢山来たらしいんだよな。

 それで当時の村長が音頭を取って宿屋や酒場を大きくして近所の町から馬車の本数も増やした事で、一大観光地として大成功したって話だ。

 当時の村長有能過ぎない?


「確か飲み直す為に次の店を探してたら、聖剣の広場を通りがかったんだよな」


 この町の中心には聖剣が安置された石台がある。

 つまり観光のキモだ。観光の肝だから町の中心になる様に都市計画が立てられたらしい。

 やっぱり村長有能では?


 そんな訳で広場は連日聖剣を引き抜き、我こそは当代の勇者なりと名誉を得ようとする者達でひっきりなしだった。


 ただ、俺が通りがかった時はもう夜になっていて、聖剣を抜こうって奴はほとんどいなかった。

 というのもここに聖剣を抜きに来ようとする奴は大半が名声目当ての自己顕示欲の塊だからな。

 周りに人が居る時に抜いて名を売るのが目的だ。


 尤も、聖剣なんざそんな簡単に抜けるもんじゃないから、ほぼ全員が大恥をかいて帰っていくわけだ、

それでも懲りずに自分なら大丈夫と思って派手に宣伝しながら引き抜こうとする奴の多いこと多い事。


 で、なんでそんなところに俺が向かったかと言うと、聖剣広場は格好の娯楽エリアだったからだ。

 調子に乗って聖剣を引き抜こうとし、結果失敗する間抜けを見て楽しむ大人気ショーが朝から晩までやっているから、観客席代わりに飲んだり食ったりする店で溢れているのさ。

 性格の悪い話だって? 人間そんなもんだろ?


 だってさ、高慢ちきで民を食い物にする悪徳貴族のバカ息子や、腕に自信があって調子に乗ったそこそこ有名な冒険者とかがわざわざ和自分から恥をかきに来るんだぜ?

 ひと後の鬱憤が溜まってる奴にとって娯楽にならない訳がない。


 ただ俺は一つミスを犯した。

 というのもさっき言った通り聖剣を抜こうとする奴等は人の多い日中に来る。

 だからこの広場で儲ける店も夜になると閉めちまうんだ。


 悪酔いしてうっかりその事を忘れていた俺は、そこで珍しい連中に出会った。

 そいつ等は夜にも拘らず聖剣を抜こうとしていたんだ。


「これが聖剣。これがあれば……」


 若い剣士の少年と三人のビックリするぐらいの美少女達の一行。

 まるで物語に出てくる勇者一行みたいな組み合わせだ。


「はー、あんな可愛い子にチヤホヤされて冒険ごっことはいい御身分ですなぁ」


 普段なら、日中ならそんなウハウハハーレム野郎が大恥をかくのはこの町のささやかな娯楽として放置していたところなんだが、彼女にフラれた俺は美少女達に囲まれた少年が、彼女を奪った男に重なって見えてムカッ腹が立った。

と言うのも彼女を奪った男は大店の跡取り息子で、親の金と店目当てに女が群がっていたもんだから、どうにも重ねてしまったんだ。


いや冷静になって思い出すと本当に単なる八つ当たりで頭を抱えたくなるんだけどな。

 でもベロンベロンに酔っぱらっていた俺はそんな事を冷静に考える事も出来ずその少年に絡んでいったんだ。


「ははははっ、そんなモン抜けても何の意味もねぇよ!」


「え? 貴方は?」


 突然見知らぬ男に話しかけられて、少年がビクリと驚く。

 その姿に俺は愉快な気持ちになる。聖剣を抜いて英雄になろうって奴が随分と臆病じゃないか。


「気にするな、ただの酔っ払いの戯言だ」


「そうです。速く聖剣を抜いて使命を果たしましょう」


「そうそう、こんなの相手するだけ無駄だよ。僕お腹空いちゃったよ。パパッと終わらせて美味しいもの食べに行こうよ! ここって観光地だから美味しいものが沢山あるんだって!」


 少年に侍る美少女達は俺を無視してさっさと聖剣を抜けと少年を急かす。

 

「そ、そうだね」


「おい待てよ」


 俺を無視して女達にチヤホヤされる姿にムカついた俺は、無謀にも少年に食ってかかる。

 冷静に考えれば聖剣を抜こうとやってくるような血の気の多い連中に酔っ払いのおっさんが絡むとか無謀の極みだ。

 しかも相手は武装しているんだから戦いになったら絶対に勝ち目はない。マジでない。


「すみません、僕達は急いでい……」


「お前、その剣を抜いて何が出来ると思ってんだ」


「え?」


 言葉を遮られた少年がどういう意味だと疑問の声を返してくる。正直特に理由なんてなかったと今の俺は思うけどな。


「聖剣を抜いたらとんでもなく強くなれるとでも思ってるのか?」


「と、当然でしょう。歴史に名を遺した英雄達は聖剣を手にして邪悪な魔王や強大な魔獣を討伐したんですから」


「そう思ってるなら勘違いだな。そんなもんはただの武器だ。お前自身が弱いままだったら宝の持ち腐れよ!」


 はい、ただの言い掛かりです。酔っ払いの戯言です。


「っっ!?」


 しかし俺の言葉に何かを感じたのか、少年の顔が歪む。

 ただ、そんな愉悦はすぐに目の前に付きつけられた剣によって霧散した。


「っ!?」


「貴様、いい加減にしろよ」


 見れば少年に侍っていた美少女達が俺を睨みつけて来た。

 誰もが剣を、杖を、メイスを手に俺をいつでもぶん殴ろうと待機している。


 やっべー! 言い過ぎた! と強烈な殺気によって酔っていた俺の頭が急速に冷えだす。


「彼は英雄となる為に生まれて来たんだ。お前のようなゴロツキと一緒にするな!」


「そうです! 何の苦労も努力もしてこなかった人に彼を侮辱する権利などありません!」


「そうだそうだ! 誰のおかげで生きていられると思ってんだこの恩知らず!」


「っ!」


 しかし体中に広がっていた酒は美少女達の罵倒を受けて一瞬で燃え上がる。


「逆だろうが馬鹿野郎ども!」


 彼女に振られた時に言われた言葉が脳裏を駆け巡る。


「英雄となる為に!? 何の苦労も努力もしてこなかった!? 恩知らずだぁ!? そりゃあこっちのセリフだ! 俺達が真面目に働いているからお前等冒険者共が飯を食えるんだろうが! 宿で安全に寝れるんだろうが! 武器や防具を買う事が出来るんだろうが! 何も作らずに殺して壊してそれではしゃいでるお前等のほうがよっぽどゴロツキだろうが!」


 はい、いっそコロシテクレと酔いの冷めた今なら思います。

 冒険者や騎士が魔物と戦って町を守ってくれるから俺達も生きてるわけなので、ホント恩知らずにも程がある発言です。

 でもフラれた事、別れ際にいわれた言葉、そして普通に真面目に生きて来た事を否定された事で酔っぱらった俺は完全に燃え上がっちまってたんだ。


「もう一度言うぜ! 聖剣を抜いてもお前等は変わんねぇよ! 武器がちょっと頑丈になるだけだ! すげー硬い魔物を切れるようになるだけだ! でもそんな凄い敵の攻撃はどうやって防ぐんだ!? 風よりも早い魔物の攻撃を避けられるのか!? まわり全てを大火事にするようなとんでもない魔法を喰らって剣でまるごと切れるのか? 切れてもお前以外はどうなる? 仲間も守れるのか!? お前等はそれが出来るくらい強いのか!?」


「そ、それは……」


 やけっぱちの俺の勢いに剣を突きつけていたキツめの美少女がたじろぐ。


「何の意味もないってのはそう言う事だ! ここに来る連中は皆そうだ! どいつもこいつも聖剣を抜きゃ何でもできる神様になれるって思い込んでる! そんなわきゃねーだろ! どんだけ剣が凄くても使い手がヘボならスライムにも勝てねーよ!」


 ちなみに俺はスライムにも勝てません。

 魔物って体が魔力に覆われて普通の攻撃が通じないのよ。

 だからどんなに力自慢でも魔物には勝てない。多少なりとも魔力を持った奴でないと対抗できないんだ。

だから冒険者さん騎士の皆さんいつもありがとうございます。


「お前等も聖剣を抜こうなんて考える前にもっとまじめに鍛えろや!」


 どの口が、と自分で突っ込みたくなるくらいおまいう発言。酒の力って怖いね。


「き、鍛えているに決まっているだろう! それに我々には時間がないんだ! 魔族に戦況を覆され、追いつめられたこの状況をひっくり返すには一か八か聖剣を抜いてその力で魔王を倒す必要があるのだ!」


「はー、きたきた。ギャンブルで破滅する奴の常套句だよ」


「な、何だと!?」


「借金で首が回らなくなった奴や商売がうまくいかなくなった奴は一発逆転をしようとして賭け事やら無謀な取引をして破滅するんだ。お前等もそれと同じだって―の。大体、聖剣を抜けなかったらその時はどうすんだ? 全部諦めるのか?」


「抜ける! 彼なら絶対に聖剣を抜ける!」


「そうです! 彼は魔王を倒す為に選ばれた勇者! 彼なら絶対に抜けます!」


「そうだそうだ! 彼は私達を助けてくれて今まで数々の事件を解決した勇者なんだぞ! 抜けない訳がないじゃん!」


 美少女達が少年なら絶対に聖剣を抜けると豪語する。


「んじゃーよー、本人はどうなんだよ」


 と、俺はここまでずっと無言になっていた少年に話しかける。

 正直思いっきり言いたいことを言ったもんだからちょっとだけすっきりして、余裕が出来ていた。

 だから殺気マシマシで睨む美少女達をスルーして少年に話しかけたんだが。


「え? ぼ、僕は……」


「何だ? 仲間は絶対抜けるって言ってるのに、お前自身はそう思ってないのか?」


「僕は皆が信じてくれるなら……」


 抜けるとも抜けないとも言わない煮え切らない言葉に苛立つ。


「そんな軟弱な性根の奴に聖剣が抜ける訳ねーだろ!」


「っ!?」


 俺に叱られ少年がビクリと体を震わせる。


「ここに来る奴は強い弱いはともかく自分なら抜けるって自分を信じてたんだ! それでもそいつ等は抜けなかったんだよ! なのにお前は何だ! 自分なら抜けるって言えないような自分の力を信用できない奴に聖剣が力を貸してくれると思ってんのか! 伝説の勇者ってのは周りを引っ張っていく英雄だろうが! お前は周りに引っ張られているだけだ! そんな心の弱い奴じゃたとえお前が本当に勇者だったとしても、聖剣の方も抜かれるのを嫌がるだろうぜ!」


 はははっ、何様だよ俺。


 ジャキン×3

 俺の首元に剣が、杖が、メイスが付きつけられる。

 と言うか押し付けられてる、先っぽ刺さってる。杖から光がにじみ出てる。


 やっべ、俺死ぬわ。

 あー、これがマジの殺気ってやつかーと、俺は恐怖を越えて死を覚悟する。

 でもまーいーか。彼女にフラれたし。言いたい事も言ったからもう死んじゃってもいいかー。

この時の俺は、体を大きく振りまわして大声で言いたい事を言いまくった事で本格的に酔いが回って頭がゆるゆるになっていた。


「待ってくれ皆」


「?」


 と、そこに少年が割って入る。


「この人の言う通りだ」


「え? 何を?」


「この人は間違っていない。間違っていたのは僕だ」


「ま、待ってください。この人はただの酔っ払いで」


「いや、酔っていたとしてもこの人の言葉が正しいよ。実際僕はずっと聖剣を抜けるのかと不安だったからね」


「大丈夫だって。きっと抜けるよ」


「いや、例え抜けたとしても未熟な僕は聖剣の力に振り回されてしまうよ。それもこの人の言う通りだ」


「お、そう?」


 何か知らんが少年は俺の味方をしてくれるらしい。


「この人の言う通りだよ。僕達は追いつめられた事で聖剣という名の賭けをしていたに過ぎない。自分の力を信じて最後まで戦おうとしていなかった、自分自身の力を極限まで鍛え上げようとしてなかったんだ。どんなに武器が強くても僕がそれを使いこなせなかったら何の意味もない。本当にその通りだ」


 少年は何かを決意したような目で美少女達を見つめる。

 その真剣なまなざしに美少女達が頬を染める。ばっかやろう。イチャイチャしたいならよそでやれや。


「僕は間違っていた。上手くいかないからと言って聖剣の力に縋ろうとしていた。人を守ろうとする者が、他の何かの力に頼るなんて本末転倒だ。僕達は自分自身の力を信じて、限界まで鍛えて、使命を全うしないといけない。そして極限まで鍛え上げてそれでもどうにもならなくなった時こそ、聖剣に助力を求めるべきなんだ!」


「「「……」」」


 少年の力強い言葉に、美少女達が茫然となる。

 はっはっはっ、惚れ直したって奴ですか? こんちくしょー!


「貴方が何者なのかは分かりません。でも、こんな人気のない時間帯に不自然に現れたとは思えない。しかも酔っ払いとは思えない程に理路整然とした理屈まで携えて」


 あ、いえ、本当にただの酔っ払いです。

 うっかり間違えて店の閉まってる時間帯に来て酔った勢いで好き勝手言っただけです。


「だけど、聖剣なんかよりも本当に大切なことに気付かせて頂きました。ありがとうございます!!」


「お、おう。良いって事よ」


「さぁ、行こう皆」


「「「はい」」」


 決意に満ちた表情の少年を、熱に浮かされた顔で追いかける美少女達。


「結局何だったんだあいつ等?」


 そんな光景を見送る羽目になった俺は思わずボヤきながら帰り、そのまま家の中に入った所で倒れる様に床で眠った……筈だった。


「で、その時の少年が本物の勇者だったわけです」


「マジ?」


 昨夜の事を思い出した俺に、自称聖剣がとんでもない事を言い出す。


「そうなんですよ。あの時貴方が止めてくれなかったら私は彼に引き抜かれていました」


「まじかー、って言うか本物ならよかったんじゃねーの?」


「いえいえ、私にだって勇者を選ぶ権利はあります」


「あるんだ」


「あるんです」


 それってどんな権利なんだ?


「あんな心身ともに未熟な勇者に引き抜かれたら私の性能の2割も引き出せませんよ。そんな事になったらますます私の評判が下がるじゃないですか!」


「評判下がってるか?」


 寧ろ町が出来た事で名前は売れまくってる気がするんだが。

 伝説も魔王や魔獣をぶった切りまくってるし。


「下がってますよ! 私は神が作った神器ですよ! 鞘から抜いただけで神気によって大抵の魔物は怯えて逃げ惑い、魔王なんか一撃! それ以上の魔神ですら切り割ける伝説の武器なんです! なのに最近の勇者はたかが山程度の大きさの魔獣や小粒な魔王相手に私を使うんですよ!」


「いや山と同じ大きさはマジでデカくね? あと小粒な魔王ってなんだよ」


「大魔獣を名乗るならせめて大陸と同じ大きさとか空を覆いつくし昼を夜にするほどの大きさを持たなきゃですよ! 子猫をライオンと呼ぶようなもんです! あと小粒な魔王は小粒な魔王です! 魔王たる者ただの侵略程度で終わらず世界を滅茶苦茶に破壊してその後で人間が住めないような環境そのものを魔族専用に作り替えて世界を崩壊させるくらいでないと!」


「小粒で良いです」


 なんかこの聖剣ヤバくね? 何ていうか自分が活躍する為に世界が滅茶苦茶になるのを望んでない?


「いえ、望んでないですよ。私を使うならそのくらいの事件でないと使われ甲斐がないと言う意味です。それ以下の案件は自力で何とかしてください」


 それはちょっとハードル高すぎないかな。

あと何度も言うが俺の心を読むな。


「なので貴方には本当に感謝しているんです。だからお礼を言いに来ました」


「あ、はい」


 よし、これ以上面倒事に巻き込まれない為にお礼だけ聞いてさっさと広場に帰ってもらおう。

 そして二度寝しよう。そうしたらきっと目が覚めたらいつも通りの日常に戻っている筈だ。


「という訳でこちらは大したものではありませんがお礼の品の魔王です」


 ドサッという音と共になんかボロボロになった角の生えた人が床に放り出された。


「え?」


「今朝討伐仕立ての新鮮な魔王です。お受け取りください」


「返してこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉい!!」


 これが、俺と聖剣の波乱万丈の物語の幕開けだった。

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― 新着の感想 ―
そんなアグレッシブな聖剣だったら、魔王なんて名乗った途端に首チョンパ間違いなしですな
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