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雨とジンクス

作者: 反逆の猫




 雨がやめば

 雨さえやめば、解放される。

 この役目から。


 体勢がつらいんだ。

 頭に血が上る。


 はやく地に足をつけたいよ。


 だいたい誰が思いついたのさ。

 こんな妙ちくりんなジンクス。


 必ず効果が出るなんて保障ないのに。

 もしかしたら、でキツイ態勢を強いないでくれるかな。


 はぁ。

 はやく雨やまないかな。


「てるてる坊主作ったのに、ぜんぜん雨やまないな。なんでだろう、今日の遠足は中止かなぁ」






 同時刻。


 別の場所にて。


 雨さえ降れば良かった。


 だから、逆てるてる坊主を作って、窓の所につるした。


 雨さえ降れば、解決すると思ったから。


 百個くらい、がんばって作ったさ。


 自分に出来る事は、ジンクスに頼る事くらいしかなかったから。


 犯行現場に残った靴跡、家に帰ってから気が付いた。


 あの時、分かっていれば、即座に消していたものの。


 反抗が成功するようにと、ジンクスをこめてレアものの靴なんて履いていかなければよかった。



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