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屋久島での3日目から最終日5日目昼前まで(第2回完結編)

作者: GONJI

2日間のお付き合いありがとうございました!

屋久島旅行記の完結編です。

よろしくお願いいたします!

屋久島での3日目はやはりメインイベントの縄文杉見学日でした

屋久島は場所がら亜熱帯なのでよく雨が降ります

主峰宮之浦岳にけっこうな量の雨が降ることによりこの小さな島の自然体系は維持されているのですね

急斜面ばかりなので地下に染み込む以外は勢いよく海に流れこむようです

屋久島は円形に近くその大きさは約500キロ平米で、淡路島の約592キロ平米より小さいのです

これってそれほど大きくないという感覚である淡路島の対岸に住んでいる大阪人の私からすれば屋久島ってそんなに小さいんや!ととても奇妙な感覚なのです

まあ、それとは別に屋久島から観た横の種子島がやたらめったら長いなぁというのも新たな発見でしたけどね


昨晩は大雨が降りました

でも地元の人からするとそれが普通の日常のようでした

しかし、この大雨が降ると電気が不安定になるらしいのです

独自で賄っている屋久島の電力事情はこの点が満足行くレベルでは無い!と宿のオーナーさんは言ってはりました


3日目は朝4時起きで5時にはガイドさんが宿にきてくださいました

登山ですのでガイドさんがいないと無理なんです

ということでこれから縄文杉見学に行こうと思われる方は覚悟してくださいね

宿から昼飯用のお弁当をいただいて、宿のオーナーさんの運転で初日に屋久鹿の大群がいた場所へ移動

まだ、真っ暗なのですがこの朝には鹿はいませんでした

登山口に到着して、ガイドさんが宿のオーナーさんと帰りの迎えに来る時間の打ち合わせをしていました


さて、出発!

昨晩の大雨の影響で地面がぬかるんでいるので歩く時は充分気をつけてくださいとの注意をいただきました

でも、最初の1時間ぐらいはずっと階段だったんですけどね・・・

ガイドさんの後を真っ暗な中ただひたすら歩く

段々と明るくなってくると、まさに森の中を歩いていました

しかし、そこは南国と言うよりは普通に国内の別の場所でも観られるような風景でした

どこをどう歩いたのでしょうか?ガイドさんのみ知るということですね

何時間か経過後に白谷雲水峡という場所に着きました

何でもアニメ映画「もの●け姫」の原始の森のモデルにもなった場所とのことです

確かに神秘的な場所!

ここからこの先の苔むす森という場所まで

妖精やら妖怪が出てきてもおかしくない雰囲気です

いや出てきたら似合うやろうなぁ・・・逃げるけど(笑)


ところがですね・・・

私がここを訪れた時点では私はこのアニメ映画「も●のけ姫」を鑑賞したことがなかったんです

だから実はようわからん(笑)

私はこの後にこのアニメ映画を鑑賞しましたので、そこで記憶として白谷雲水峡~苔むす森をなるほど!と再度噛み締めたのです


さらにさらに登山は進みます

何やらガイドさんが「こっちのほうが早い!」と裏技の急な坂を登り始めました

なんとも大変なこと・・・

で登りきったところはいきなり風景が開けました

そしてそこにあるまるで展望台のような自然の大きな岩(太鼓岩というらしい)の上で昼食となりました

絶景かな絶景かな


昼食後いよいよ縄文杉を目指します

まず、最初に出てきたのが「三代杉」

一代目が約2千年で倒れて、更新した二代目が約千年で伐採され、その上に切り株更新した三代目の樹齢が数百年、なんと3千数百年の間に命が受け継がれているとのことです


次に「ウィルソン株」

豊臣秀吉の命令で切られた屋久杉の切り株なのですが、中が空洞で入ることができます

そして中から空を見上げるとなんとその株の切り口がハートの形になっているのです

ここは有名なデートスポットです(笑)

調査したウィルソン博士の名にちなんで命名されたそうです


大分近づいてきました

次に「大王杉」

縄文杉が発見されるまでに屋久島最大の屋久杉としてこの名がつけられたそうです

樹高24.7m、胸高周囲11.1m、推定樹齢3000年

もう立派なものです


いよいよです

「縄文杉」の前に来ました

おお!これぞ写真で観たことあるぞ!

でね、この杉だけ特別扱いなのかな?

少し拓けた場所になっていて縄文杉の前には2階建ての簡単な木製展望台まで組んであるんですね

しかし、立派な神木ですよ!

これは見る価値は十分あるし、ここにきたことの達成感がものすごいです




しばし休憩後、帰路につく・・・

ここら辺はかつて屋久杉を搬出するためのトロッコの線路が延々と敷いてあるのです

そして沿線には今は空き地になっていますが、かつては林業を営む結構大きな集落や学校まであったそうなのです

住民は町に出るのにこのトロッコを利用していたようです


その線路をトボトボ歩くのですが、トンネルもありいい雰囲気やなぁと思っていたら、川の上の鉄橋になっている場所もあり下が見えるし幅も狭いし手すりもないし渡るのが結構怖かったんですよねぇ

大分歩いてどこかは知らないゴールへ到着したらもう夕方でした

朝の4時起床でこの時間まで歩き回ったのですからねクタクタでしたわ

後で聞いたら今日歩いたコースは普通2日に分けて歩くコースらしいのでした

そりゃ大変やわ!


この日は宿に帰って風呂に入って晩飯を食べて意識不明で寝ました

この寝ている間もまた雨は降っていたようです


翌朝!またもや晴天

この日は一昨日に予約していたカヤックに乗る日です

午前は寒いので、午後から乗ることにしていました

ということで、朝食後に近所を散策しました

一昨日に挨拶をしてくれる女子高校生ランナーのいた宮之浦大橋の上から宮之浦川を見下ろしてみる

河口とは言え当然透き通った水です

さすがだ!

魚もよく見えます

その中から・・・あのけっこうたくさんいる魚は何だ?

細長い流線型で口が針のように尖った魚・・・

サヨリかなぁ?・・・

しかしサヨリにしては極めてでかいよなぁ・・・


おお!あれが恐怖のダツという魚か!

照明を見ると飛び込んでくるという恐ろしい魚

ナイトダイビングや夜の漁はほんと怖いらしいのですね

なんせあの尖った口で刺されたらと思うと・・・恐ろしや



では、昼ごはんも軽く済ませて、またレンタカーの軽四輪を借りてカヤックステーションへ行きました

安房川の河口にほど近いところにそれはあり、そこで車を停めて受付してもらい着替えてそこからこのカヤックステーションの乗り合い車で安房川の上流まで連れて行ってもらいました

もちろん救命胴衣をつけていざ出陣!

カヤックって乗る時に緊張するんですよね

不安定だし出る前から転倒したらかっこ悪いし・・・(笑)

一応無事に乗って、数人で流れの緩い広いところへまず進みました

そこでいろいろ説明を聞きました

そしてその緩やかな所で暫しいて慣れたところで、流れの強いところに案内されました

10メートルぐらい先に前を横切る少し早い流れがあるのでそれを乗り越えなさいとの司令でした

インストラクターさんが「流れの斜め下方向から入って斜め上に抜けてください」と言われたのを聞いて私はいきなりそのとおりに突進したら・・・見事・・・転倒してしまいました

というか、インストラクターさんが説明はしたけど「GOサイン」を出していなかったのに早合点した私が勝手に行ってしまったのです

今から思えば何故そんなことをしたのか?なんですよねぇ・・・

周りの人達もみんなびっくりしていました

なんとか元どおりカヤックに乗ることができた私をみたインストラクターさんは「チャレンジャーですね」なんておっしゃってくださいましたが、内心は冷や冷やものでしたことでしょう

まあ、事故無く無事で良かったです(反省)

その後は急流とかも楽しみながらゴールのカヤックステーションがある辺りの極めて緩やかな河口まで戻って来て終了しました!


その日は宿のオーナーさんお勧めの居酒屋さんで晩ごはんを食べて終了でした


さて4日目、いよいよ屋久島を離れる日が来ました

昼前の便だったので土産物を物色して宿のオーナーさんにまた屋久島空港まで送っていただきました

帰路は屋久島空港から鹿児島空港へ行って、そこから大阪伊丹空港へとの航路でした

屋久島空港を飛び立ち35分のフライトですからね近いものです

上空からはとなりの種子島の全景が見えました

「やはり長い島やなぁ・・・」

暫くすると、前方に円錐形の富士山のような美しい山が見えてきました

あれは何?

「開聞岳」・・・薩摩半島のほぼ最南端に位置する山で別名「薩摩富士」

そうやよなぁ別名の通りほんと美しい形の山やなぁ

感動しました


そして程なく鹿児島空港に到着して待っていたら、こんどは目の前にごつごつした大きな山が煙をあげている・・・

これが桜島なんやなぁ

生まれて初めて見ました

開聞岳の美と桜島の雄の対比が今も鮮明に記憶に残っています


私の屋久島4泊5日の旅でした

連日の投稿をお読みいただきありがとうございました


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