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Take Back  作者: ルカ
4/4

覚醒

どうも!!ルカです。ネタバレしそうで怖いので前書きはほどほどに......(笑)。あとがきで会いましょう!!それでは、本編どうぞ!!

吸血鬼の跳躍…。速い。人間では考えられないほどの速さ。だが、おかしい。さっきまでは目で追うことすらできなかったというのに、ついていける。「なっ!?」吸血鬼が驚きの声を上げる。

「ここまで強くなるんすか?最高速度で詰めたんすけど、ねっ!!」そこで蹴りが放たれる。凄まじい蹴り。だが、鞘から刀を走らせる。吸血鬼の蹴りだしてきた方の足を斬る。「なっ」そこで俺は異変に気付く。切ったつもりだったのだがありえないことに、吸血鬼の胴体を消し飛ばしていたから。「どういうことだ。これは」明らかにおかしい。自分の身体に異変が起きている…。髪が長く、赤くなっている。覚醒。とある昔の伝説。世間からの注目すら浴びたことがない一般人を戦場の前線に立たせたとき、その一般人の姿がかわり、瞬く間に敵軍を消滅させたという伝説。これを人は覚醒と呼び、何かをきっかけに魔力のリミッターが外れ、一時的ではあるが身体能力が大幅に向上し、周囲のマナを巻き取りながら攻撃するという人外の域に人は到達する。「つまり、これは短期決戦なわけだ」吸血鬼は胴体を吹き飛ばしたところで死にはしない。過去に吸血鬼を人類が殺すことに成功したという記録によると吸血鬼は核というマナの結晶を媒介に負の魂を定着させているらしく、その核の持つマナを超えるマナをもった攻撃を核に与えれば、吸血鬼を殺すことができるという。「まあ、これができないから吸血鬼は禁忌とされ畏怖されているんだが」そんなことを考えながら俺は吸血鬼を見る。こいつを殺す方法を頭の中で再確認しながら。そこで吸血鬼の体が動き出す。下半身がひとりでに立ち上がり、胴体が生える。「も~。痛いじゃないっすか~。」「黙れよ。てめえは今すぐぶっ殺してや、、、ぐっ」そこで体にありえないほどの圧がかかる。言葉を止める。とんでもない殺気を感じて肌がピりつく。ここにいてはいけないと、体中の危険信号が大騒ぎして視界の端に人影をとらえる。「なんだ、この化け物は」一瞬動きが遅れてしまう。吸血鬼の牙が首の目前まで迫って。だが、なんてことはない。今の自分は吸血鬼と同じ人ならざるものの領域にいるのだから。その吸血鬼の頭を斬り飛ばす。頭の切り離された吸血鬼の胴体から手刀が放たれる。その手刀を手でつかみ自分の体に引き寄せながらさらに胴体を縦に切断する。すると中から血のように赤い禍々しいほどの魔力の塊。核。「死ね」そう一言吐き出し、核に向かって刀をぶつける。「うおおおおおおおお!!」血が噴き出す。それは、俺の、俺自身の血。「ぐがっ」体に走る鋭い痛み。体が宙に舞っている。「視界が赤い。真っ赤に染まる」体が宙に舞った。だが、視界に首の切り離された胴体が見える。「まだ、バケモンがいんのかよ」。首を切り離された。いくら自分が人外の領域に到達したといえど、所詮もとは人。吸血鬼のように胴体から首が再生することはない。死。ゆっくりと時が流れる。まだ、まだこれほどにも自分の体には魔力が走っているというのに、血が足りない、体を動かせない。「所詮は人間。グラム。貴様は時間をかけすぎだ。こいつは真っ先に殺すよう指示をした。いくら人間と言えど、あの方の血を引くもの。侮り不覚を取った貴様には後で処分を下す」グラム。グラムといった。だが、そのグラムと呼ばれる化けものさえも凌駕する化け物がいるという事実に、もう飽き飽きした。せめて、ベルだけは。「あああああああああ!!」最後の力で体を動かす。もちろん動きはしない。だが、魔法は発動した。「見苦しいぞ、人間」そう一言化け物に告げられ、そこで俺は、意識をたった。



いかがだったでしょうか!?兄貴っちの圧倒的な実力に兄貴っちがやっぱ最強!!なんて興奮しながらも、なんだ?誰の殺気だ!?強すぎる~!!などなど、うまく説明できないほどに興奮しながらわくわくしながら書いてました。作者のくせにね。でもそれにはちゃんと理由があって、もともと物語の大筋は決まっていて、もちろんその通りに書いているんですが、登場人物も会話も性格も実力も、物語の大筋以外のなにもかもをその時の思い付きで書いているからなんです。そっちの方が書いてる僕も楽しいから(笑)なので、多分これからたくさんのキャラクターが登場し活躍していきます。いつかみんなの推しになるようなキャラを生み出していかなければっ!!さて今回のあとがきはこの程度にして、次回作からお話がやっと始まるので、いいですか!?次回からが物語の始まりですからね!!(笑)それでは次回もお楽しみに!!



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