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Take Back  作者: ルカ
3/4

2.禁忌の力

どうも!!1週間ぶりですね!!やっと第2話公開できます!!0話から始めてるので3話目ですがww。今回は細かすぎず、雑すぎずな書き方に挑戦してみました!!皆が読みやすかったらいいなと思ってます。それでは、どうぞ。物語の世界へ~

決して静かではない騒がしい街。王都からはそんなに離れておらず、王都との貿易や交流も盛んだった。が、今となってはその街さえも戦場となっている。騒がしい街は、戦闘音やら悲鳴やらでいつもにまして騒がしい。兄貴から「逃げろ」と言われて逃げた俺はどこか少しほっとしていながら同時に後悔もしていた。自分に力があれば、自分が兄貴のような実力を持った戦士だったら、兄貴から逃げろとは言われなかったかもしれない。もしかしたら肩を並べて戦えていたかもしれないのだ。自分の才能の無さにがっかりしていた。苛立ちさえこみあげてきそうだった。俺は今街の避難者が集まっていたシェルターにいる。そこはかなり高い山の上なので、街が、戦場がよく見える。にぎやかでだけど静けさもあった街は炎で包まれていた。......。でも何も感じない。普段期待されてないせいか兄貴以外の街の人間は自分を空気のように扱っていた。それには少し悲しかったけれど、兄貴がいつも助けていてくれたから俺は耐えてこれた。街のみんながどれだけ俺に冷たくても兄貴だけは俺にやさしく接してくれたから、ほかの人間はどうでもよかった。ふとその瞬間。ズチャッ…肉がはじけるような気色の悪い音。グシャグシャと鳴りやまない音。気づけばさっきまで目の前にいた街の避難者が殺されている。「ひゃっ」と間抜けな声を上げる。今度は右のほうでうずくまっていた男の子の首が消える。死んだ。「逃げろ!!」「襲われている!!」とそんな声が聞こえてくる。逃げっようとしたその時「みっけ~」と聞き覚えのある声。「がぁっ」背中をつかまれる。その力が強い。手を振りほどいて逃げようとするが「あ~あ~。おとなしくしててくんないっすかね~。早く君を殺して、彼には本気になってもらわないといけないんすよ~」どうやらそいつは俺を狙ってきたようだった。「ベル!!」兄貴の声だ。「お~。感動の再開すっね~。んじゃ、バイバイっ」......ザシュッ。そこで俺はその吸血鬼に腹を貫かれて…。「ベル?おい。おい!!ベル!!」「おお~。大切なものを目の前で壊された時の人間の表情はやっぱり画になるっすね~」「なあ、おい。ベル!!大丈夫か?」「お~い。こっちこっち~。ちょっと無視しないでくれないっすかね~?死んでるっすよ?確実に心臓をえぐったんすから。そんなに信じられないなら、もう一回っ!!」とそこで、俺は動きだす。もうベルには手を出させない。傷付けさせない。一瞬で化け物との距離を詰める。その跳躍がさっきとは比べ物にならないほど早くなっている。そんなことはどうでもよかった。化け物の手から弟の亡骸を奪い、距離をとる。「俺の家族に気安くさわんなよ。吸血鬼」「なっ。はは、はははははは!!どっちが化け物っすか?さすが始祖の血筋!!。これ、おもしろい勝負ができそうっすね!!」と吸血鬼が騒ぎ出す。気分が悪い。生まれてこのかた、ここまで気分が悪くなる敵は初めてだった。こいつには心がない。話していて吐き気がする。「殺してやるからちょっと黙ってろお前。」そういって俺は、弟の亡骸をそっと寝かせる。「いくっすよ?」タンッ!!と低い音が鳴り、吸血鬼が跳躍してくる。





さて、いかがだったでしょうか!!だいぶがっつり戦闘が始まってきましたね。次話からやっとお話が動きだすか、はたまた次の話からか・・・。といったところで、実はまだお話の本編には入ってないんですよ!!兄貴っちの覚醒シーン書いてるときは、どっちが強いんだろこれと考えながら書いてます(作者のくせに)そんな感じでまた次の話に行こうかなと思います。次回もお楽しみに!!

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