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拝啓、この終末世界のあなたへ....。元気でやっていますか?やってたら返事してもらってもいいですか?  作者: 桜兎の梅花
第一部 ニートな俺たち~家を追い出される編~
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第一部 ニートな俺たち 第3話. 僕が目指していたものは何だったか?とあるゲーマーの一人語り1

改訂版です。間を長き間にわたり、抜かしててすみません。

では、続きをどうぞ......。

~あるゲーマーの視点(上)~

"僕が目指していたものは何だったのか?現実とはなぜ、こうも残酷なのか?僕はこのニート生活の中でこればかりを考えていた...。"


不意に頭の中に浮かんだ文章がこれだった、他意はない。22歳にもなってこんなことを考えていることがおかしいのかもしれないが、後悔が多いばかりの人生だったと断言できる。後悔をしないように自分らしく生きていこうと思っていたが結局それも自分で壊してしまった。壊れてしまったものは戻らないことはわかっている。あの時にやっていまったことを償おうと思いつつも行動できないのはなぜだろうか?

それを考えつつ、僕は生きてきたつもりで来たのだが、結局22歳になった今でも僕はあの時のことを償えずにいる...。


「...本当に今まで何も変わらないな、自分自身が情けなくなってくる...」


僕はそう思いながら、目の前の画面を眺めつつ、キーボードでコマンドを打ち込んでいく。

画面先にあるのは草原を駆け回る武装した小さいドット絵で描かれたキャラクターの姿が数人集団でその中心にいるは赤黒いいかにも大きな翼をしまい込んだドラゴンが赤い炎をまき散らしながら、集団で襲いかかっている武装したドットキャラの集団にダメージを与えていく様子が映し出されている。


...ダメージ数、一人当たり2005ダメージ、個々のパーティー全員で受けるダメージ数は通常で32080ダメージだから、このボスの追加効果で火傷のの特殊効果により、追加で一人当たり受けるダメージ数の半分または8割型のダメージ数を受ける...。ゆえにいま僕に出来ることは...。そう思い僕はマイク付きヘッドホンのマイクで指示を出す。


「...鬼畜団長、騎士スキル“忠誠はまだ、この鋼の心で燃ゆる”発動でパーティーに多量バフかけて...、草刈りしてます、あんたは種族スキル"愛ヲ血濡レタ愚者二”を発動後にあのトカゲ野郎にダメージ与えるのに“とにかく”専念しろ。黒屑の賢者、あんたは全員に障壁結界よろしく。

全裸待機の盾野郎、あんたは自身のジョブスキルで全員のダメージの半分肩代わりで、注意惹きつけんのよろしく。新人は、剣姫能力”剣姫の誓い”発動後、能力維持して切り込んで、僕?...僕は指示者能力"天災の調停”みんなに切れたときに再度かけるからポーション飲んどるところ...。とにかく、今は全力で斬り込め!!」


僕はそう指示を出し、ボスから離れた距離で皆の支援を行うことにした。

マップ中では赤い丸マーカーがついているのがボス位置であり、青い丸マーカーがついているのが僕達プレイヤーの存在を示すマーカーである。そして、今、僕は、皆から離れようとしている。全力で離れようとしているのだが、ボスが衝撃波を出してくれるおかげで、"強制行動不可能の呪縛”の効果が僕にもかかってしまい、身動きが取れないので、攻撃が出来ない、ウ・ゴ・ケ・ナ・イ...!!逃・ゲ・ラ・レ・ナ・イ!!!プッツーン`ァ?(`д´ ╬ )


「...絶対に経験値にしちゃる...‼」


~5時間後~~~~

「...やっと終わった~~。...最後のは今年一番のやばさだったわ...。いや..?今年で2度...、4度?5度目か?まあ、どうでもいいか...、あのパーティーでの僕自身の反省点としては...、あの屑中ボスに一人で勝てなかったことと、他のメンバー...、新人の子に僕自身のミスのカバーをさせてしまったことだ

ね...。はあ~~...、憂鬱だ...、なんでこんなに力がないのだろう...?]


僕は移動式椅子を引き、そう呟いた。そして、今もゲームの画面内にいる自分のアバターとパーティーのみんなが話し合い、ツイッターのグループで今日のボス戦の反省会をしている。


「...大体、今回の内容としては僕の職業スキル″天災の調停”が何とか役に立ったのは幸いしたけれでもな...。次はそう簡単にはいかないよね...?僕の特殊スキル"漂浪旅人の追憶物語”は今回のでレベルが上がったのは良いのだけれども、ボス戦には使えないし、他のスキルもいまいちなものばっかだからな~。...いっそのこと″職業改変”しようかな...?」



僕はそう言って、今見ているPCの画面から目をそらし、横にあるカレンダーを見る。そのカレンダーは2月の月を示しており、その中で2日にバツがついてある。その×印の意味は...。

″明日は...、人生初のアルバイトの面接日だ...。めちゃくちゃ辛い...、対人関係が壊滅的なコミュ障の僕がなんでこんなことを...。本当に、生きづらい。”


僕はそう思い、カレンダーからパソコンに目を向け、チャットのメッセージに勤しんだ。そうすれば、辛い現実の空間から逃げられるから...、僕の部屋の扉の前には同居人の手料理のトレイがあるのだろう。僕はこの家の自分の部屋からはトイレの時以外ぐらいしか出ない。他は今現在家族になった人たちの元で暮らしているから、そこの1階にあるリビングで食事をするくらいだ。


でも、食事中会話は特にはなく、ただ黙々と食べ続ける...、そんな時間が大体40~50分くらい続く。たとえ話したとしても、最近の今年で御年50代に突入する兄貴の仕事の愚痴を聞いて、同居人であるばあちゃんの愚痴を聞き、ぼけたじいちゃんの世話をしている......。


正直言って、内容はハードだが、前にいた壊れた空間で飯を食うよりはましだ.....。

もう、20年くらい前の話になるかな....。うちではいつも私よりも、弟の幹夫の高校生活の話になり、僕は空気になる。これが実に長い長い話でね....。うちの親はべた褒めでさ~。


.....私の居場所なんかないように話していたから、このころ起きてた学校でのよくある差別とかも相談できなかったな.....。それでかくかくしかじかあって、かれこれ僕自身は、引きこもってしまったわけよね。


........まあ、現在進行形で続いている今の僕のライフスタイルでもあるのだが....。

....ハアッ...、っでね、僕の家族は僕が最初に引きこもったとき、初めは両者とも人が変わったかのように気にかけてくれたが、僕が引きこもって2年くらいになると、父親が扉を激しくノックし、鍵をかけた扉を挟んで怒鳴り込んでくる。母親はそんな父を僕の部屋からリビングに戻るまでの間宥めていた。そんな日々がしばらく続き、引きこもり生活3年目には、とうとう父が僕に対して暴力をふるった。正直、いままであの朝にこにことこちらを見てきていた父の姿とは別の姿で、罵声・罵倒を浴びせながら、顔を真っ赤にして般若のような顔つきでいきなり階段を使って下に降りて、トイレに行くときに殴り掛かられた。殴られて、こんなにも痛いんだな、と他人事みたいに思って階段から転げ落ち、意識を失い、目が覚めたら自分は病院の白いベットで全身包帯グルグル巻きにされながら寝ていたことを覚えている。


当時、その事件があって、僕が除骨3本と背骨に全体的にヒビが入り、右腕骨折、左足も骨折、右左手首骨折し、顔面に骨にもヒビが入り、内臓にもダメージが入ってかなりやばい状況だったらしい。そこから入院生活を余儀なくされて、6カ月くらいで退院し、その後、両親は離婚した。


母が僕を引き取り、1DK、2DKの家に引っ越してから、その3年後には10年上の男と再婚し、その相手が連れてきた2つ下の弟と暮らすようになったのが、僕が15歳になり、ネットを使い、大人はこんなもんなんだな、と分かり始めたころだった。

僕が引きこもりだと知るや否や、実質上血縁はないが、弟となった幹夫君には初めて会った際からバカにされた。


あいつは当初、表面上ではにこにことこちらに大変だね、と言いながら、気を使ったかのように、両親に見せびらかして、両親がいない時では、私に対して、ニート、ニートとバカにし、私の下着を隠すやら、いきなり伸し掛かって、寝転がされて、殴りかかってくるやら、階段から落とされそうになったり、といろいろあったものだ........。


新たな母の再婚相手に関しては、母の前ではニコニコと笑顔で僕の事に関しては、同情的な憐みに満ちた目を向け、優しい言葉をたくさん掛けてきたが、母がいなくなり、息子と僕と二人っきりになると、僕に皿洗いをやらせたり、掃除をやらされたり、家政婦のようなことをやらされた、それ以外でも、奴は″おい、ノロマ陰気眼鏡”や様々な罵倒を僕に浴びせたあと、一人でリビングでテレビを見ながら大笑いする。休日は愛人いるから、と言い残し、それに加え、″それを母に言ったら、殺すぞ”と良い笑顔で定番のS利府を言い残し、そのまま都心にあるレストランで愛人と出会い、ラブ〇テルに連れ込み、一晩は出てこなかった。...休日で普段引きこもっている僕に比べて、奴の行動においては、女遊びをしている、その一貫に尽きる。.....正直言って、前の父親の方がまだ人間性がしっかりしてたよ........。


その頃は弟も家に友人や自分の恋人を連れ込み、私をデブなど、ブス眼鏡、豚眼鏡など罵倒を浴びせ、ゲラゲラとうるさく醜悪な笑い声を出した後、ごみを投げつけられたりした。


そして、家を出ていった日の前の晩に、弟が中学1年の2学期期末試験の際に弟の友人3人と彼女を名乗る女ども3人を連れてきたわけよね.....。まあ、それだけならまだましなものの、バカにしてくるほかに、いろいろとちょっかいをかけてきたわけ....。で...、家を出ていく決定打となったのがそのバカ女3人とと我が弟に殴り掛かられた.....、ってことだったね。


そのとき、たまたま、私が彼らの端っこの方で縮こまっていたら、バカ女3人のうち、一人が僕を見つけてさ、何か、“この金豚野郎”とか、罵ってきたんだよね...。


それで、そのあと、何も返さずにいると、後ろのバカ女2人が罵ってくる連続で、....正直っ、もう、限界だったんだよね....。いくら血のつながった弟の彼女でも関係ないからいっそのことブッ〇(ころ)そうかなぁ、って思ったときに、ちょうど弟が帰って来て、少しはバカ女3人の視点がそっちへ向いたから、逃げようとしたんだけど、弟が足止めしてきてさ....。


気持ち悪い笑み浮かべて、“豚なら豚で地に這いつくばれ”って言うわけね...。意味わかんないでしょ?, ......正直、頭にはてなマーク浮かんじゃってさ。頭フリーズしちゃって、何言われたのか分かんなかったのね...。


...いや、弟にさ。暴言吐かれたことはいくらかあったよ...。“〇ね”、とか“くず”とかね...。でも、いつもはそういうこと言わないやつでさ....。彼女ら3人がいたときも嫌そうな顔で私を見るだけだったのね...。っで、そのあと、いきなり殴りかかってきたわけ....。ね?意味わかんないでしょ?

....そのあとは、殴りかかられたので、急いでよけたかな.....。


そしたらさ、弟がこういうんだよね....。“サンドバック”ってさ...。よくボクシングとかに使われるボクサーが殴ることで身体を鍛える道具なんだけど、....この場合は意味が違ったかな....。

.....ハアッ...、そのあとのことはさ...、弟が気持ち悪い笑みでニヤニヤしながらさ、

“お姉ちゃんはニートで出来損ないだから、ストレス解消にちょうどいいんだよ....。クソ親父もそう言ってたからね...。だからお姉ちゃんは僕達のただのおもちゃだし、どんなに殴っても蹴っても許されるんだよ...。なんたってお姉ちゃんは人じゃなくてただの雌豚なんだからね!!!生きて飯食わせてもらっている事典でありがたいと思えよな?!”って殴る体勢で言ってきたんだよ....。


....正直ショックだったね...。屑だとは思われていることは分かってはいたんだけどさ...。実際言われたら、ショックがでかいのなんのってことで、僕はそこで立ち止まっちゃったわけよ。


それで、殴られて右ストレートで吹っ飛ばされ、壁に頭ぶつけちゃったわけよね...。そのあと、こちらを心配もせずに罵る声が聞こえてきて、すぐに女3人のケタケタと笑う甲高い声と弟の汚い笑い声も頭に響いて、結構痛みと足されて痛かったよ....。


それで、弟の声が聞こえてさ...。“犯そうぜ(おかそうぜ)”って聞こえた瞬間、父親に殺されかけたトラウマが浮かんで、私の何かが“プツンッ”て切れた音がしたんだよね....。それで私の視界がホワイトアウトしちゃったんだよね。


........気づいたら、驚いたよ.....。いや~、全てハチャメチャになってさ.....。弟は顔面が陥没(かんぼつ)して鼻がひどく折れ曲がっていたし、青タンもできてたっけかな....?


正直、笑えない光景がそこにあったことを今でも覚えている....。床は何かチェンソーなどの刃物で切ったような切り傷だらけで壁や近くに設置してあったキッチンも縦、横、斜めとごちゃごちゃになって複雑に斬り刻まれていたっけ.......。


....まあ、いいや。それも含めた大問題で、み~~~~~んっな、裂傷、切り傷だらけでさ.....。

正直...、あれはあれで、まじで身体中が震えたよ....。だって............................、


全員、顔面血まみれ、切り傷だらけで身体も泣き別れには、なってはなかったが、斜めに切りつけられた

後や、縦型に切った後があり、そこから血が出てきていたよ.....。


...あの女子3人は下に黄色い染みを作りながら、一人は右腕をぱっくり切ってしまい、そこから大量(たいりょう)血痕(けっこん)血液(けつえき)が出て、痙攣けいれん)してたっけ....?

他の二人は別のところからぱっくり割れて、そこから出血してたよ...。ああ、白い泡も吹いてたっけな....。

まあ、しょーがない...。横斜めに切り傷が切り刻まれていてまるで、大型のケモノ引っかかれた感じよりもひどく熊みたいにワンパンでやられた人間みたいになっていた.....。

.......そして、顔中、身体中傷だらけ、血塗れの弟はこの光景に震える私を見て、血塗れになりながらも、折れたような右腕を使って私の方を指差して、震えながらこう言い放ったんだ.......。


“ひっ......ひっく...、人殺しィ........。”ってね......。


それで、そのあとのことはよく覚えてはないけど、気づいたら、意識を失っていて、起きたらどっかの漫画で見た頭モヒカン、ゴリゴリのビジュアル系ロックアーティスト(ハードの方)が着ているような服を着ていた、いかにも、スラム街に住む暴漢のイメージにぴったりな不良どもに絡まれて、じいちゃんに助けてもらい、最終的には、おじいちゃんの背中におぶらされていたよ......。


そこから暫くして今の兄貴やばあちゃんや軍人みたいなガタイのいい黒い肌をした格好い兄貴にもあったけ....、オカマだったけどね......。


......まあ、“(わたし)”の過去の回想終わり.....。そろそろ、“(ぼく)”としてのお時間に戻りますか....。

.....割り込み投降のやり方、間違えてしまい、すみません。

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