アイリ、初めてのデートをする
ラブ回。
1章SIDEカミーユの話と、2章アイリ、領都へ行く のエピソードがちらっと。
───ベルチェ領 領都ベルティーユ
6/23(日)。約束通りカミュ様とデートですっ!
「わぁ! アイリ可愛い!」
「カミュ様もかっこいい……です////」
カミュ様が昨晩プレゼントしてくれたお洋服は、カミュ様とちょっとしたペアルックなのですよ……!
ジーンズ生地でできたワンピースは、シャツワンピースの形で、異素材のチェック柄の白いリボンを腰に巻いて、前で結ぶ♪
胸元のポケットも同じチェック柄の白い布で、アクセントになっていて可愛い♪
今日も、エミリーに日焼け防止のために持たされた白い日傘は、前回領都に出掛けた時に持っていた暗器傘! (2章「アイリ、領都へ行く」)
カミュ様のお洋服は、下がジーンズで、上が白いシャツ。なんだけど、白いシャツの襟と胸ポケットが同じチェック柄の白い布でお揃いになっているのです!
シンプルな服装だからこそ、カミュ様の長身の細マッチョ感が強調されて素敵すぎますっっっ……! 脚長いし……スタイリッシュ……!
アルベルティーヌ様……ギルティですっっっ!!!!(鼻血)
「カミュ様、かっこいいから王子様感、全っっ然隠せてませんね……!」
「そう? アイリの方が可愛くて似合ってる! アイリの白い肌が映えて可愛い♪ アイリの綺麗な黒髪が映えるように、今度は白いチェック柄のワンピースも作ってもらおうかな〜」
「──え? 黒髪?」
「──あっ……えと、アイリのことが好きすぎて、アイリーン嬢の姿にアイリの元の姿をいつも投影してるんだ……」
「──ええええええええ! いつからですかっ!?」
「割と最初から……あれ? 言ってなかったか……?」
──聞いてません! この人ずっと魔法で日本人のアイリを見ていたってことなのか! 闇魔法の無駄使い……っ!!!!
「ベルティーユなら葡萄酒も林檎酒も美味しいからね〜。ランチは軽めにして、夜はせっかくだし飲みに行こう」
「元の世界の国ではお酒は20歳からなんです♪ この国は18歳から飲めるのでいいですね♪」
とりあえず、ランチタイムにすることになった♪
ベルティーユのランチはどんな感じなんだろうっ!!!!
オシャレなオープンテラスのようなカフェレストランに来た。日曜日だからか、なかなか繁盛している♪
「あっ……アイリーン様! に陛下!?」
「あぁ、バレたかぁ! 今日はお忍びデートなんだ♪ お邪魔するね」
「やっぱり忍べてないじゃないですかぁっ!」
ランチメニューは、ベルチェ領で採れた川魚のメニューがメイン料理で選べるみたい。
ベルチェ領で採れた高原野菜のサラダと、フルーツやデザートと飲み物がセット♪
私は、ムニエルと、食後に林檎のケーキのセットにした♪
カミュ様は、川魚のフライと、林檎のゼリーのセット♪
「これで味見できるね。多かったら無理しないで俺にちょうだい? 市場とか商店街、行きたいんでしょ?」
「あ……ありがとうございますっ////」
──あぁ、店員さんの、きゃぁぁぁぁ! って心の声が聞こえるようですよ……!
店員さんたちと周りのお客さんの視線が……! 視線がァァァァァ!!!!
○どーでもいい作者のひとりごと○
じれったさと甘さに、スマホで文章打ちながら胸焼けを起こしました(白目)
ピュアさが……眩しいぜ……
3章はラブを進めるたい……けれど、思いのほかダメージが…っ(吐血)