アイリ、デートに誘われる
デートに誘われる回。
───アイリーンの部屋
「──まぁ! アドリエンヌ様、王城で仕えることにしたのですね! ご両親からの愛情や理解があれば……」
「ルヴィエ家の待遇を聞いていたら、家を出ても仕方がないですよね。家は妹君に継がせるでしょうし……」
リーニャとエミリーはアディのことを思い、苦々しい表情を浮かべていた。
──いつものように湯浴み後のミルクティー会をしていると、アディから手紙が届いた。
アディから、昨日のお茶会のお礼の手紙が届いた。
そこには、贖罪として王城で研究者、ゆくゆくは王妃付きの女官、護衛もできる女官になれたらなりたい、という旨が書かれていた!
綺麗な字で丁寧に書かれた手紙は、彼女の元々の真面目さや繊細さを表しているようだった。やっぱりアディ、元は真面目なんだなぁ……
「──でも、王妃付きの女官に……だなんて、私は嬉しいなぁ。私の事情と能力を分かってくれていて、優秀で魔法も使えるなんて最高じゃない!?」
「そうですわね! これ以上ないってくらい素晴らしい人材ですわね」
「私も護衛侍女としてついていきます〜!!!! 王妃様になってもついていきます!」
──エミリーとリーニャとアディとアネット(ルミエル) が側にいるなんて……なんて、素敵なハーレムっっっ!!!!
そして……つ……強い!!!!
「エミリー、便箋もらえるかしら? 嬉しいからお返事書かなくちゃ! あとお茶も誘おう〜っと。シュークリームも食べさせたいし!」
『──アイリ、今日のミルクティー会は何時に終わる?』
『カミュ様、こんばんは! 今ミルクティー会中ですっ!』
『今週末デートするから。いや、もう毎週末デートしよう!』
『えっ!? 今週末ですか!? アディ呼ぼうと思ってましたのに』
『じゃあアディに予定聞いて? 俺合わせるから』
『っっはい! 聞いてみます!』
──っっ! エミリーとリーニャがニマニマとこちらを見ている……っ!!!!
「ラブラブですわねぇ♡」
「ラブラブですよねぇ♡」
「〜〜〜〜っっっ//// ……聞こえてた!?」
「いえ? 顔が赤いですから♪」
「私、そろそろお暇しますね〜♪」
──すぐ顔に出る子なのっっ!!!! まだ慣れてないのっっ!!!!(泣)
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───バルコニー(闇部屋)
「あぁ、アドリエンヌ嬢は王城で働くことにしたの?」
「贖罪として、私やカミュ様のお役に立ちたい、と書いてました」
「いいね。事情を知っている方がアイリ付きの女官としてはいいだろう。アルも研究狂だから喜ぶだろうし」
「あぁ〜……お兄様、研究対象としてアディを見てそうですよねぇ……」
──お兄様ならあるわ。研究対象としてのアディのスカウト。
「今日ね、オジエ夫人にお礼を言いに言ったんだ。そしたらすごく喜んで服を作ってくれることになったんだ。金曜日にできるって!」
「アルベルティーヌ様、普通の服も製作されるのですね!」
「先代のお忍びのデート服も作っていたみたいだよ? ──デート、楽しみだね♪」
──うわぁぁぁぁぁ! すごく嬉しそうな顔しますね!!!!
デートかぁ。よくよく考えたら、デート行こうってデートするのは初めて……!
なんか……考えたら緊張してきたっっ!
この世界のデートってどんな感じ? ──ていうか、そもそも日本でもデートしたこと無かった……!
私もデートらしいデートってあんまりしたことないけどデートって何……(白目)




