表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/99

アイリ、陛下の鍛錬を見る

鍛錬と騎士服にキュンとする回


 食事の後、カミュ様は着替えてくるということで、部屋を出ていった。

 しばらく、殿下とお茶を飲んでいると、"プリン" をせがまれたので、明日作ってくる約束をした。どうやらカミュ様に聞いて羨ましかったらしい。



 殿下とエミールさんに、鍛錬場に案内されると、5人の騎士とカミュ様がいた。

 騎士と色違いの黒の騎士服を着たカミュ様は、とってもかっこいいです! 黒騎士ですね! 田舎娘なので制服フェチなのですよ。眼福眼福。


 「──殿下は、戦わないのですか?」

 「15歳になったら、実戦形式で鍛錬できるようになるんだ。だから、数年間養生していたアイリーン嬢がもう戦えるのはすごいんです! 僕も強くなりたいです。今は見学して勉強です!」

 「陛下もお強いですから、殿下もきっと強くなれますよ♪」


 はにかむシルヴァン殿下、可愛いっっ! そして、私は完全に戦うおねえさま(泣)




 ──カミュ様は圧倒的だった。

 いや、お強いのは聞いていましたし、決して疑っていたわけではありませんが。


 火魔法1人、風魔法2人、雷魔法1人、緑魔法1人。

 皆、魔法を併用しつつ武器 (剣や槍) で戦うのだが、全て風魔法、空気の魔法で勝っていた。闇魔法使わずにこれなら……強いわけだよ。


 特に、門番ジェラルドも使っていた空気弾、威力が違った。

 そして、小さい暴風や竜巻のようなものを相手の近くのみに引き起こし、足下や視界を悪くした上で戦う。

 普通に剣術だけでも強かった。風のように舞うように戦う。剣に重さが無いんじゃないかと錯覚するほどに身軽な動きだった。



 『アイリ〜〜〜! どうだった!?』

 『とってもかっこよかったです! 騎士服もすごく似合ってます!』

 ──カミュ様のしっぽがぶんぶんと揺れている。


 「──時間あるし、シルヴァン、アイリーンと鍛錬しなよ。同じ水魔法の使い手なら参考になるでしょ。見ててあげるから」

 「やりたいです!」



 ──何やら、倉庫から的が出てきた。

 そして、殿下が水鉄砲みたいに水を飛ばす。的の中央だけど、届くので精一杯みたい。……殿下の魔力には余裕がある、ってことは魔法行使力の問題か。


 「殿下、差し出がましいですが、アドバイスしてもよろしいでしょうか?」

 「ぜひっ!」



 ──防護のジェルの弾力を活かして、ホースをイメージして中空の管を作ってみた。その中に水を流す。


 「今の殿下は、この状態です。これで、水の量を多くすると、水が太く早く流れますね? それに、ぎゅっと圧力を掛けていくと水圧が上がって飛距離が長く、鋭くなります。このイメージで的に飛ばしてみませんか?」

 「やってみます!」


 ──綺麗に、的が倒れた。


 「うわぁ! とっても分かりやすいです! おねえさまの魔法も見たいです! 的に当ててみてください!」


 ──あの水ドリル……いっちょやるか!

 念じると、水ドリルが綺麗に的の中心に当たってえぐれた。


 「今のは!? どうやったんですか!?」

 「イメージはね? この管の中に流れる水に回転を掛けるの。そして回転を掛けつつ飛ばすと、威力が増すのよ。一点集中だけどね?」

 「わぁ! やってみますっ!」


 ──バシュッ! バシュッ!!!!

 


 殿下はお喜びのようだ。そのまま、細くしてスライドすることで、的を切断する水カッターも教えてあげた。

 カミュ様はしっぽを振り、目をキラキラさせて見ていた。──周りの騎士たちは……ドン引きしている。

 ねぇ! そこのおにーさんたち! 引かないで!(泣)




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ