設定─魔力/魔法/霊─
1章は、召喚され、ベルチェ家(リーニャ、エミリー)とこの世界に馴染むまで
2章は、お嬢様のおさらいと魔法に慣れる、カミーユを好きになる過程について
2章を読んでから3章の方が分かりやすいですが、これと人物紹介読んでおけば何となく分かると思います……!
一章、二章は割と説明書感あるので、展開が遅いです。(文才と構成力がないためです!)
というわけで。ざっくりまとめておきます。わからなくなったら見てみて下さい♪
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☆この国の魔法について☆
(本編2章 「アイリ、魔法について学ぶ」)
①この国の人は、皆、魔力を持っている。
・魔力保有量(自分の持つ魔力の総量)
・魔法行使力(どれくらい使いこなせるか)
・適性魔法(得意な魔法)
これらは人によって違う。
②血筋の関係で、騎士や貴族には魔力保有量が多めの人が多い。魔力保有量が多くても、行使できるとは限らないため、保有量が多ければ強いというわけではない。
霊力が強い人は、比例して魔力が高いことが多い。魔力が多く、行使能力(発想力や集中力など)が高ければ、より強い上位魔法が使える。
(アイリ、カミーユ、アルベールetc.)
③人がそれぞれ持つ魔力に応じて魔法の適性があるが、簡単な生活魔法程度ならば適性は関係ない。
魔力は目に見えず、魔力を石やガラスなどに流すことで初めて色で認識することが可能。(アイリが異常。)
通常は、18〜20歳くらいになると成長が止まるので、人によっては魔力保有量を測ったりする。(検査の魔道具は高いらしい。)
④生活魔法は、無系統の魔法も多い。(転移、転写、硬化、軟化、上げる、落とす、集める、散らすなどなど……)
攻撃や防御魔法では、この基本的な無系統の魔法+適正魔法を組み合わせることで練り上げる。
⑤以下が、魔力と適正魔法について。
赤色の魔力は、火(炎、熱)に関する魔法
水色の魔力は、水(氷、冷気)に関する魔法
黄土色の魔力は、土(岩石、金属)に関する魔法
白色の魔力は、風(空気、気圧)に関する魔法
緑色の魔力は、自然(虫、植物)に関する魔法
黄色の魔力は、雷(電気)に関する魔法
⑥攻撃や防御魔法はこの適性が大きく関わり、それぞれの魔法の間には相性もある。括弧書きは中級から上級魔法で、使える者は多くはない。(※②) そのため、イメージできたとしても、威力の強い魔法を使えるものは多くない。
⑦珍しいのは光と闇に関する魔法。光と闇、この2つは滅多に生まれない。紫の魔力を持つ者は滅多に現れないが、血筋の関係で王族の男性のみに稀に出る!
薄い黄色の魔力は、光(治癒、浄化)の魔法
紫色の魔力は、闇(影、消滅)に関する魔法
⑧適性の魔法が2種類なのは、かなり例外。精霊の加護持ち自体が珍しいため。アイリとカミーユは珍しい存在。
⑨この世界での魔法の行使は、何よりも "イメージ" が大事!
そのため、想像力の無い人は魔法を行使する力が弱い。魔法行使力が高い人は、すなわち想像力と創造力が豊かな人! 集中力も必要だよ!
⑩長くその状態を維持したい場合、複数の細かい魔法を行使(生活魔法など)、複数人で魔法を共有したい場合などは、補助の魔道具を使う事が多い。
備考
※アイリ様を守る会のメンバーは、メンバーのみが閲覧記入できる情報網(能力、予定、出来事の共有)にアクセスするための魔道具を持っている。
・エミールが作ったブローチ型の魔道具。
・使用者認定をして、魔力を流すことで閲覧が可能。
・機密を守るため、使用者以外が魔力を流すと割れるようになっている。
・記入も念話の要領で、魔法で行う。
※念話の魔道具とは……まず、使用者認定とグループの認定をする。魔力を流し、誰と会話するかをイメージして脳内で話すと相手に伝わる。
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☆この国の霊力について☆
・この世のものではない存在(死霊、精霊)が見えたり、感じることができる人は霊力がある。
・霊力が強い人は、引き付けてしまうことが多い。
・人によって霊との相性があり、死霊に好かれやすい、精霊に好かれやすい、ということが起こる。
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☆死霊について☆
(1章 「アイリ、陛下と夜遊びをする②」)
・基本的に黒い。死霊が人に影響を及ぼすほどになると、悪霊になる。
・死霊管理人により、ある程度は死霊は消されているが、災害や飢饉で死者が多いと漏れてしまう。他国から流れてきたりもする。
・ "浄化の力" は、死霊にとっては憎い力なので、持つ者に対しては睨みかかったり、襲いかかったりする。
・果樹園のように葉を出し花が咲き実をつけるような、絶えず生命力に溢れた場所は、あまり死霊は寄ってこない。
・人が多いところ─悪意や思惑が絡む空間─、空気が澱むところ、澱んだ水辺、枯れた大地、鬱蒼として風の流れが悪い深い山や森などは死霊が好む。
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☆精霊について☆
・精霊王セルジュが束ねる。名前のある精霊はある程度上位の精霊で力もある。名もなき生まれたての精霊は淡い光で弱い存在。
・死霊が多いと、精霊は近づけない。が、弱い低級霊程度であれば、精霊でも倒せる。
・生命力の溢れる場所が好き。精霊がいることでより生命力が上がる(植物とか風のよく通る場所、水の流れがいい場所が好き)
・死霊が多くなりバランスが崩れると、国の生命力の低下(国の衰退)に繋がる。
・性格は基本的に気まぐれ。自由。やんちゃ。(経緯のために、リーニャは精霊らしくない精霊)
・気に入った人間には、使役されて言うことを聞く場合があったり、逆に頼んでなくても何か教えてくれることもある。(それも全ては精霊の気分次第。気まぐれだから。)
・ごく稀に、ものすごく気に入った人間には、 "加護" を与える場合がある。加護を与え、力を使うと一定の期間は姿を保てなくなる。(例:光の精霊ルミナス(リーニャ)) "加護" は、その精霊が使える精霊魔法が使えるようになる。
数年経つと元に戻れる(例:風の精霊ウェント)
・人間にとって、特に気に入られた人間にとっては、基本的に有益な存在。ただ、「人間関係に首を突っ込まない」というルールが存在する模様。