表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/99

アイリ、筋トレを決意する

長かったので分けました♪


 ───ベルチェ家 舞踏練習室(ダンスルーム)



 講義を終え、少し飲み物を飲み休憩をした後は、壁の1面が鏡張りのダンスルームへ。

 ここは練習のための部屋で防音、防振の部屋なのだそうだ!


 そして、今日のお相手は、噂のセザールさん!

 なんと、午後も鍛錬に付き合ってくれるという。


 セザールさんは、背が180cmくらいあるかしら?

 背も高く、筋肉が付いていて、顔も彫りが深めで、庭師で焼けただろう褐色の肌がワイルドに見える──そんなイケメンさん……!

 エミリーはお母さん似なのかしら?



 ──1.2.3、1.2.3、1.2.3!


 「お嬢様! 視線はしっかりセザールに〜! 顔はもう少しゆとりを持ちにこやかに〜! 腕を上げて姿勢を保つ! 右ターン! ドレスの揺らしを意識して〜」


 エミリーに檄を飛ばされながら、セザールと踊った。

 ゆったりとしたワルツを五分の曲を休憩を挟み三曲踊る。

 夜会と同じ高さのヒールを履いて踊ったため、脚が子鹿のように震えている。

 

 「これは……絶対に明日ふくらはぎに筋肉痛がくるわね……」

 「お嬢様、大丈夫ですよ。マッサージいたします♡」

 「エ……エミリーありがとう。優しくお願いね?」


 にっこりと微笑むエミリーが怖いです……!


 ちなみに、セザールはダンスがとても上手だった。

 口数が少なく、庭師として焼けた肌としっかりとついた腕の筋肉から、荒いワイルドなダンスを想像していた。

 しかし、外見から想像できないほど、丁寧にリードしてくれた。

 ステップの歩幅も合わせてくれるし、腕の筋肉のおかげなのかホールドがしっかりとしており、安心して身を任せることができた。


 「──久しぶりのダンスがセザールで良かったです。ありがとうございます」

 「療養していたことを考えると、踊れていると思いますよ。パーティに向け、5曲は連続で踊れるくらいの体力を付けていきたいですね」

 「そうね。筋肉を少しずつ、つけていかなくてはいけないわ……!」


 セザールは焼けた頬を上げ、褒めてくれた!


 ──やっぱり、筋トレしよう……!

 ムキムキにならない程度に頑張るわ! リーニャごめんね!!



 お昼ご飯はサンドイッチだった。

 疲れた脳と体ならば、何を食べても美味しいと思うが……こんなサンドイッチは食べたことが無い! ってくらい、とても美味しかった。

 中身はハーブで香り付けされた鶏肉や卵だった。


 食後のデザートは、何かの果物のゼリーだった。

 これもつるんとした食感とすっきりとした甘さが、疲れた体に染み渡る。


 ──そのうち、料理長に会う機会があれば、感想を伝えたい……!

 ダンスの後に食べる昼食のデザートは、ゼリーやシャーベットやプリンなどの冷菓を増やしてもらうようにリクエストしてみよう!



 一回軽くシャワーを浴びて、動きやすい格好に着替える。

 汚れてもいいワンピースたち(そんな服があってたまるか!) を、エミリーに用意してもらったので、それを着る。

 侍女としての鍛錬の時に着ている物と同じデザインだそうだ。


 チュニック丈より少し長いくらいの短めのワンピースに、中に厚手のスパッツのようなものを履く。

 これはたしかに動きやすそう。


 エミリーいわく、いずれはドレス姿でも鍛錬をするらしい。

 パーティや夜会、お茶会など、ドレス姿の時に襲われて重くて動けなかったら大変だもの。

 感覚を掴むためにも必要なことではある。


 でも、魔法があるとはいえ、ドレス姿で戦うのは……やはりお金のことを考えると、気が重い!


 ──攻撃されても当たらないくらいに、ドレスがめちゃくちゃに破れない程度には強くなろう……っ!

 攻撃を躱す訓練、真面目に受けようっっ!! 目指せ、強いお嬢様っ♪




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ