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アイリ、魔法について学ぶ

愛理、夢の魔法回。


 ──ベルチェ家 鍛錬場



 午前中のドレス決めが終わると、昼食を摂った。

 その後は、今日はお休みのお兄様(神殿長) 直々の魔法講義が始まった。


 「魔法の概要を話しながら紙に書いていくから、質問があれば聞いてくれ!」


 アイリーンの記憶もあるので大丈夫だとは思うけれど、とりあえずメモを取ることにした!



 ☆神殿長アルベールの魔法講座☆


 ①この国の人は、魔力を持っている。

 魔力保有量(自分の持つ魔力の総量)

 魔法行使力(使いこなせるか)

 適性魔法(得意な魔法)、は人によって違う。


 ②血筋の関係で、騎士や貴族には魔力保有量が多めの人が多い。

 魔力保有量が多くても、行使できるとは限らないため、保有量が多ければ強いというわけではない。

 霊力が多い人は、比例して魔力が高いことが多い。


 ③人がそれぞれ持つ魔力に応じて魔法の適性があるが、簡単な生活魔法程度ならば適性は関係ない。

 魔力は目に見えず、魔力を石やガラスなどに流すことで初めて色として見ることが可能。

 18〜20歳くらいになると成長が止まるので、人によっては魔力保有量を測ったりする。(検査の魔道具は高いらしい。)


 ④生活魔法は、無系統の魔法も多い(転移、転写、硬化、軟化、上げる、落とす、集める、散らすなどなど)


 ⑤以下が、魔力と適正魔法について。

 赤色の魔力は、火(炎、熱)に関する魔法

 水色の魔力は、水(氷、冷気)に関する魔法

 黄土色の魔力は、土(岩石、金属)に関する魔法

 白色の魔力は、風(空気、気圧)に関する魔法

 緑色の魔力は、自然(虫、植物)に関する魔法

 黄色の魔力は、雷(電気)に関する魔法


 ⑥攻撃や防御魔法はこの適性が大きく関わり、それぞれの魔法の間には相性もある。

 括弧書きは中級から上級魔法で、使える者は多くはない。


 ⑦珍しいのは光と闇に関する魔法。光と闇、この二つは滅多に生まれない。

 紫の魔力を持つ者は滅多に現れないが、血筋の関係で王族の男性のみに稀に出る!

 薄い黄色の魔力は、光(治癒、浄化)の魔法

 紫色の魔力は、闇(影、消滅)に関する魔法


 ⑧適性の魔法が二種類なのは、かなり例外。(精霊の加護持ち自体が珍しいため。)


 ⑨この世界での魔法の行使は何よりもイメージが大事!

 そのため、想像力の無い人は魔法を行使する力が弱い。

 魔法行使力が高い人は、すなわち想像力と創造力が豊かな人!



 「──はい! 一気に言ったけど、ここまではいいかな?」

 「はい、お兄様! あの、分かるんですけど……イメージで魔法が使えてしまうのなら、威力とかまずいのでは?」


 「──いや、それは大丈夫。そもそも、魔力の保有量と魔法の行使する能力の関係で、そんなに脅威的な威力が出るほどの魔法が使える人はかなり限られるんだ」


 ──なるほど。強い奴ぽんぽんいたら困るよね!


 「ちなみに、魔法での殺傷はもちろん重罪だ。魔法無しでの加害よりも重い罪となる。

 ただし、自分の身を守るための攻撃、防御のための魔法は許される」

 「なるほど、この国にも正当防衛の概念があるのですね!」


 「──まずは、アイリ様には攻撃魔法より、防御魔法を身につけてもらおうと思う。生活魔法は使えるか?」

 「アイリーンの記憶で生活魔法は使えると思います!」


 ──生活魔法はアイリーンの記憶で使われてたから、何となく種類は分かる。


 「魔法をかけた状態を維持したり、複数の小さな魔法を行使するような繊細さが求められる時、複数の人にまたがる魔法──グループでの念話や遠距離の念話などは、 "補助の魔道具" を使うことが多い。必要な時はジェスパーに頼むといい」


 「分かりました!」


 ──魔法! 使ってみたいなぁ! 魔法使いって憧れるよね!




魔法使えたらって誰しも一度は考えますよね〜。

魔法使いになりたいな〜

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