設定─1章の登場人物─
1章のまとめ。読まなくても可。
1章はベルチェ家(リーニャ、エミリー)と、召喚後の世界に慣れる召喚編なので、めちゃくちゃ展開遅いです。
これを読めば2章から読めます。
2章のあらすじは、令嬢再教育、魔法を使う、使用人と仲良くなる、カミーユを好きになる、3章に繋がる過程です。(こちらも展開は早くないです〜)
ネタバレ注意。これを読めば2章から読めます。
○ベルナルド家(ベルナルディ王国の王家)
国王 カミーユ・バジル・ベルナルド 24歳
・黒髪長身のイケメン。瞳は薄い黄土色。
・闇と風魔法。魔力も霊力も強い。霊が見える。
・死霊、悪霊を引き付けてしまう体質。
・幼い頃、風の精霊の加護を受け、衰弱は免れる
・水盤占いにより見た運命の人である愛理を一途に想い、会ったことも無いのに15年間監視し続けた。ストーカー気質。
・優秀で、勉強もできる。やる気になると執務はめちゃくちゃ早い。アイリが絡むとやる気を出す。
・剣術や武術単体でも強いが、魔法を絡めると国で一番の実力者。
・いかにサボるかを考えて、エミールを困らせていた。
・エミール、アルベールとは友達。
・闇魔法で作る部屋(闇部屋)でアイリとのお茶会を楽しむ。
・闇魔法で四次元ポケットをイメージした結果、収納能力を手に入れた。
先代国王 エルネスト・ベルナルド(故人)享年46歳
・雷魔法。霊力強。霊を引き寄せる体質。
・文武両道の強く優しい先代王
・カミーユに対し、アイリを守るために強くなれ!と厳しく接した。武の方もしごきまくる。
・浄化の力のある妻アンジェリーヌを亡くしたことで、衰弱して2年前に亡くなる。
先代王妃 アンジェリーヌ・ベルナルド(故人)享年37歳
・光魔法。霊力小
・霊は見えないけれど、浄化のベールをまとっていた。
・5年前に浄化の力を嫌う悪霊により殺される。
・アイリを除くカミーユに様々な制約を課す(風呂やトイレは覗かない、タイミングを精霊に聞く、見続けないetc.)
・息子の初恋を無碍にできず応援するが、見続けると魔導鏡を取り上げる。
王弟 シルヴァン・ベルナルド 9歳
3章に主に出てくる。
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○王城内
国王側近 エミール・バイヤール(侯爵家三男) 25歳
・雷魔法。霊力無し
・明るい性格だが、加虐趣味を持つ。
・好きなこと:魔法の構築、電撃による尋問
・嫌いなこと:陛下のお守り
・アイリには好意的。アイリ様を守る会メンバー
・アイリ様を守る会の情報網の構築を担当。
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○ベルチェ公爵家
籠原愛理(転移前)/アイリーン・ベルチェ
・黒髪ロングストレート。色白。瞳は薄い黄土色。美少女。
・水と光魔法。魔力強、霊力強。
・能力
1.はっきりと霊を見れる。
(見る見ないも決められる)
2.どんな霊か(良いか悪いか)が分かる。
3.夢見の力。(メモを取るよう勧められる)
4.光の魔法での霊の浄化と治癒
(聖女の能力として機密事項となった。)
2章、3章で更に能力が開花します。
・日本では霊感があることを疎み、霊を見ないようにしていた。見るか見ないか選べるほどの霊力の強さ。
・霊感や瞳(霊力が強い証の薄い黄土色の瞳)により、気持ち悪がられ仲間はずれにされる幼少期、霊に振り回され自身と家族がボロボロにされる辛い経験を経て、優しくタフな性格になる。
・地主で女子高出身のため、箱入り娘。ウブ。カミーユのキザさに驚きつつ、慣れていないので照れてしまう。
・好奇心旺盛、ポジティブ、タフ、お人好し。
・カミーユに対し、監視されたことを気持ち悪いと思いつつも、自分の嫌いだった霊感が役に立つこと、また今まで辛かった時も応援してくれていた唯一の味方だったことに嬉しさを感じる
・ベルチェ家の面々(父、兄、リーニャ、エミリー)とはガラスモチーフの魔道具を介して話すことができる。
アイリーン・ベルチェ(アイリ転移前)
・薄いクリーム色のふわふわの髪、色白な美しい令嬢。
・霊力の強かった母クロエが亡くなり、母が引き付けていた分の霊を引き寄せたことで衰弱。2年前に死亡。
・国を想う気持ちにより、精霊王セルジュに祝福を授かった
・愛理に加護を与え、力を使ってしまったことで姿が保てなくなり、小さな猫の姿になった。
リーニャ(光の精霊ルミナス)
・元アイリーンの魂が精霊になり、そして猫になった姿。
・アイリーンの私室(アイリの部屋)のソファーのクッションの上が定位置。
・ホットミルクとクッキーが好き。
・念話の魔道具として、ローズピンクのリボンにガラスモチーフを付けたものを首に巻いている。
護衛侍女エミリー・プランタード 20歳
・木魔法。霊力無し
・世話焼きな侍女。アイリとカミーユの恋の応援の為に援護する一面も。
・アイリとリーニャとの念話の魔導具として、ピアスを付けている。
アルベール・ベルチェ 24歳
・アイリーンの兄
・火魔法。魔力強、霊力は中。精霊に好かれる
・王城内の神殿長。元神官。魔法/霊に関する研究者
・アイリに好意的。アイリの能力に興味津々
・アイリ様を守る会メンバー
・カフスボタンでベルチェ家(使用人以外/エミリーは可能)と念話できる
父 クロヴィス・ベルチェ 48歳
・火魔法。魔力中、霊力無し。
・宰相。仕事できるイケおじ
・娘ラブ。なかなかの親バカ。リーニャを可愛がっているが、娘の体に入っているアイリに対しても娘のように接する。いい人
・カフスボタンでベルチェ家(使用人以外/エミリーは可能)と念話できる
母 クロエ・ベルチェ(故人)享年37歳
・水魔法。霊力強。
・霊を引き寄せる体質。引き寄せることでアイリーンを守っていた
執事 セドリック・ポートリエ 37歳
・雷魔法。霊力無し。
・アイリ様を守る会メンバー。
・忙しい当主のクロヴィスに代わり、邸を仕切る優秀な執事。
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○籠原家
・田舎の地主。霊山のふもとに立つ家。ぐるっと一周小川で囲まれ、霊が集まりやすい土地。
・家に霊避けの結界を張っている。
・神棚に水神様(おそらくアイリに加護を与えた存在)を祀っている。神棚の神鏡からアイリは異世界に召喚されてしまう。
・精霊たちが、大好きなアイリを助けるために奮闘した結果、水害で父が亡くなり、火事で家が全焼するという不運な家
・愛理の召喚の2年前に大震災が起こり、死者が指折山(霊山)を目指し籠原家の周りに溢れる
・霊のせいで暗く重い雰囲気になっている。
籠原 倫 14歳(愛理の弟)
・2年前に霊感に目覚める。霊感が強い。
・丁度、震災が起こり大量の死霊が籠原家の周りに流れ着くと、毎晩どのように死んだのか夢を見させられ、眠れずに衰弱。
・夢見の力を持つ
母
・霊は見えないものの感受性が高いのか、倫と同じく2年前に衰弱してうつに。
・籠原家の離れで生活中
・愛理が自分がしっかりしなければ、と思う要因の一つがこの不安定な母と弟の存在。
父
・過去に大雨で籠原家の裏で土石流が起こった際に、アイリを守ろうとした精霊が張った結界から漏れた土砂に巻き込まれ、足止めを食らった結果、増水した川に流され死亡。
・霊力はなし。
祖父と祖母(おじい、と、おばあ)
・大学で上京して初帰省の愛理を扱き使う。
・霊力はなし。
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その他。
死霊管理人 セブラン
・死霊ネットワークにより情報収集。
・アイリーンの魂の高潔さに感銘を受け、この世に残すことにする。
・アイリーンの魂をセルジュに紹介した。
精霊王 セルジュ
・精霊を束ねる王。
・アイリーンに祝福を授け、光の精霊ルミナスにした。
☆死霊について☆
(1章 「アイリ、陛下と夜遊びをする②」)
・基本的に黒い。死霊が人に影響を及ぼすほどになると、悪霊になる。
・死霊管理人により、ある程度は死霊は消されているが、災害や飢饉で死者が多いと漏れてしまう。他国から流れてきたりもする。
・ "浄化の力" は、死霊にとっては憎い力なので、持つ者に対しては睨みかかったり、襲いかかったりする。
・果樹園のように葉を出し花が咲き実をつけるような、絶えず生命力に溢れた場所は、あまり死霊は寄ってこない。
・人が多いところ─悪意や思惑が絡む空間─、空気が澱むところ、澱んだ水辺、枯れた大地、鬱蒼として風の流れが悪い深い山や森などは死霊が好む。
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☆精霊について☆
・精霊王セルジュが束ねる。名前のある精霊はある程度上位の精霊で力もある。名もなき生まれたての精霊は淡い光で弱い存在。
・死霊が多いと、精霊は近づけない。が、弱い低級霊程度であれば、精霊でも倒せる。
・生命力の溢れる場所が好き。精霊がいることでより生命力が上がる(植物とか風のよく通る場所、水の流れがいい場所が好き)
・死霊が多くなりバランスが崩れると、国の生命力の低下(国の衰退)に繋がる。
・性格は基本的に気まぐれ。自由。やんちゃ。(経緯のために、リーニャは精霊らしくない精霊)
・気に入った人間には、使役されて言うことを聞く場合があったり、逆に頼んでなくても何か教えてくれることもある。(それも全ては精霊の気分次第。気まぐれだから。)
・ごく稀に、ものすごく気に入った人間には、 "加護" を与える場合がある。加護を与え、力を使うと一定の期間は姿を保てなくなる。(例:光の精霊ルミナス(リーニャ)) "加護" は、その精霊が使える魔法が使えるようになる。