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最弱騎士はそれでも最強を目指す  作者: 多摩樹悠一
第三章
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第57話 魔人との戦い


竜人族たちの争いを止めなければならない状況で現れた魔人バレット


『随分と怒っているようであるな!吾輩ちょっぴり怖いですぞ!がはははっ!』

そう言って大袈裟に笑うバレット。その言動はアルフとネルを更に怒らせた


ドンッ!


ガッ!!!!!!!!!


オルガルドとガルヴォルドが跳躍し、魔人バレットに殴りかかる

しかしバレットはその拳を受け止め、そのまま腕を振り両者をぶつけ合う


『『ガハッ!』』


オルガルドとガルヴォルドが落下した


そしてバレットは悠々と地へ降りて言った


『会話の最中でいきなり殴りかかるとは躾がなっておりませんぞ!実に遺憾である!』

わざとらしく言い、煽ってくる


アルフは剣を構え始人の力を発動する。

アルフの体を白い光が包み込む



力を付けたと言っても今のアルフが全力を出したところで敵う相手ではないかもしれない

だがここで負ければ未来はない



『ほぉ!始人の力を使えるようになりましたか!これは厄介ですな!』


そしてバレットは表情を変え言った


『ここで潰しておくとしましょう』


次の瞬間バレットの姿が消え、そしてアルフの眼前に現れ容赦のない一撃を繰り出した


しかしアルフは以前とは違う。少しばかりでも始人の力に目覚め扱え始めている

間違いなく聖騎士(パラディン)に近づいていた


『っぅ!』

バレットの一撃をギリギリのところで防ぎきっていた


『なぬっ!?』

アルフが攻撃を防いだことが余程意外だったのか驚きの声を上げる魔人バレット


そしてその一瞬の(すき)を見逃す仲間たちではなかった


『たあああああっ』

ネルの斬撃がバレットの腕を斬る!

成長したのはアルフだけでない。ネルもまた自身を鍛えていたのだ。

あのときの雪辱を晴らすこの日のために


『ヌオオオオオオオッ』

『フンヌッ』

オルガルドとガルヴォルドが鋭利な爪でバレットを切り裂く


『どけ赤竜ども!』

青竜が叫び、その合図とともにバックステップをし離れる4人


『ガアアアッ』

咆哮とともに青竜は水属性のブレスを吐き出した


そしてそのブレスはバレットに直撃した


『ぐうううおおおおおおおおおおっ!!!!!!』

ブレスを喰らい吹き飛ばされるバレット

だが足を踏ん張り耐えられてしまった


『ぐぅ……多勢に無勢であるな!これは計算外である!』

怒るバレット。余裕が無くなってきている


そしてアルフたちを睨みつけ…

アルフの姿がない


『ぬ!?始人のガキはどこへ!?』


アルフはバレットの上空にいた

オルガルドが上空へ投げたからだ


バレットが気づいたときには既に遅い


『【絶聖斬撃(セイクリッドスラッシュ)ッ】!!!!!!!』


始人のみが扱える、魔を打ち滅ぼす聖なる光の斬撃


それを魔人バレットへと放った


『グッ!ガアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!!!!』

バレットの絶叫が響き渡る

バレットは絶聖斬撃を両腕で受け止めようとした


『はあああああああああああっ!!!!!!!!!!』


アルフは更に力を込める

ここでやつを倒さんがため


『グウウウウ…ヌウウウウアアアアアアッ!!!!!』

そしてアルフの斬撃はバレットの両腕を斬り落とした


『これまでだ!バレット!』


アルフ、ネル、オルガルドにガルヴォルド。さらには青竜がバレットを囲んでいた

おまけでラディアも立っていた


『おのれっ!おのれおのれおのれおのれぇぇぇぇぇ!』

バレットが叫ぶ


そのとき

『油断しすぎですよ、バレットさん』

バレットの背後に燕尾服を着た顔のない何かが現れた


新手の魔人だ


『逃がすか!』

オルガルドが飛びかかる

だが、

『では皆さん今回はこれで失礼いたします。』

そう言いその魔人はバレットと共に姿を消した


後一歩のところで逃げられたのだ


『くそっ!』

アルフは地面を殴りつける

ホーリースマイトを打ったにも関わらず倒れていないのはアルフの力が更に増していた証だろう

しかしそれでもバレットを倒すに至らなかった


『アルフさん!それよりも竜人たちを!』



アルフたちが魔人と戦っている間も竜人たちの戦いは続いていた。


『問題ない人間たち。我ら青竜は正気を失った赤竜に後れを取りはしない』


『それに、会話は皆に聞こえていた』


見れば青竜たちは赤竜たちの後頭部に寄生している魔物を切り裂き、殴って気絶させていっていた


こうして赤竜と青竜の戦闘は収束していった。


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