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最弱騎士はそれでも最強を目指す  作者: 多摩樹悠一
第三章
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第49話 問題発生


一行はゴルカの描いた地図を頼りに旅を進めて数週間が経過した。


一行は途中村や町に寄りながらも進んだがある問題が発生した


『アルフさん、大変です』

ネルが深刻な表情で言った


『え、何が?』


『路銀が残り少ないです』


旅の資金はすべてネルに任せていた

アルフはお金の扱い方が雑だったからだ。


『えーっと、あと何日分ぐらいあるんだ?』


『この調子だと次の町で1泊、もしくは食料を買うと無くなります』


『死活問題じゃん…』


アルフはそれなりにお金を持っていたはずだ。

それがなぜこんなすぐになくなるのか疑問に思ったが

すぐその疑問は解決した


ラディアだ。


竜人族だからか食事の量が半端ない

アルフやネルでいう3食分ぐらいを1回で食べてしまうのだ


傍で骨付き肉をもちゃもちゃと食べるラディアを横目で見ながら納得したように頷く


『仕方ない。次の町で仕事探すか』


『当てがあるんですか?』


『あぁ俺実は冒険者の資格も持ってるんだよ。だからギルドに行けば依頼が受けられる』


そう言ってアルフは冒険者の証である銅製のプレートを見せる


『え、えぇ!?アルフさんって冒険者もやってたんですか!?

 冒険者って野蛮な人が多いので意外です…』


『騎士になる前に路銀がなかったから登録したんだよ。

 結局ほとんど依頼をこなしてないからランクはブロンズのままなんだけどな』


そうこう話しているうちに次の町が見えてきた。


入り口には【コルコットの町】と書かれていた。


『よし!二人とも!とりあえず冒険者ギルドを探しに行くぞ!』

二人は無言で頷く


コルコットの町の冒険者ギルドは王国のと比べても立派で大きかったため

アルフたちはすぐに見つけることができた。


扉を開け中へ入ると人が多く賑わっていた。


『おいおい坊主、ここはガキ連れで来るような場所じゃねーぞ!』

(ガラ)の悪い男が絡んできた


冒険者ギルドというのは入るたびに絡まれるのだろうかとアルフは考えたが

どうでもよかったのですぐ考えるのを止めた。


『ガキ…?』

ラディアが怒りを(あら)わにしている。眉をぴくぴくさせているのだ。


『豆粒みてーなガキがガキじゃなかったらなんだってんだよ!がはは!』


次の瞬間男は火に包まれた。


ラディアが火を吹いたのだ


『ぎゃああああああああ!!!!!』


燃えて転げまわる男


周囲の人々が何事かと目を向けている


『【水泡(ウォーターバブル)】!!』


見ていた人の中のうち一人が水系の魔法を唱えた

そして男の火は消える


『こ、こ、こ、このガキャアアアアアアア』

火が消えた途端、激昂しラディアに襲い掛かろうとする男

アルフとネルは迎え撃とうとしたが


『【衝撃(ショック)】!!』


再度魔法が発動され男は吹き飛び壁に激突し気絶した。


『全く、馬鹿にされたからといって建物の中で火属性の魔法を使うのはダメだよ。

 火事になったら大変だから』

そう言って一人の美少年が近づいてきた。


『あ、あぁ悪かった。ちゃんと言っておくよ』

火属性の魔法、と言ってくれたおかげでラディアが竜人族なのがばれずに済んでよかったと

内心思いつつもアルフはラディアの頭をぽんぽんと叩き反省させる。

当の本人は反省する気もないようだったが…。


『僕はルーカス。よろしくね』

ルーカスとなのる少年はそう挨拶をしたのであった。


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