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最弱騎士はそれでも最強を目指す  作者: 多摩樹悠一
第三章
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第45話 説得


騎士団の詰め所の団長室へと着いた3人は団長の代わりに書類仕事をしていた副団長ネイル・グランデに事情を説明した

本当は騎士団長のリーザに話をしたかったが不在なようだったので仕方ない

『それは大変だね、でも王国から討伐に兵を出すわけにはいかないよ』


『な、なんでですか!?』


『いいかい。それだけあちこちで魔人とやらによる襲撃が発生しているんだ。

 次の標的は僕たちの国かもしれない。にも関わらず兵力を割くような真似は危険すぎるんだ』


『でも!魔法国のときは!』


『魔法国は同盟国だからさ、これまで助け助けられて来ている。それにアレリア様がいたからね

 王様は知った途端リーザ様の出撃を許可したのさ』


『それに、現在魔法国の復旧や自国の警備にかなりの人員を割いているんだ。竜人族を救うような余裕はこの国にはない』


ネイルの言うことはごもっともだった。

だがしかし…

『…目の前で困ってる子供を助けたらいけないんですか?』

アルフは言った


『それを助けようとしたばかりにより多くの人が危険に晒されるとしてもかい?』


『俺は…みんなを助けたい……。そりゃ個人の限界はあるかもしれないです。

 けどそれでも俺は目の前で困ってる子供を見捨てるようなことをする騎士にはなりたくないです。』


『はぁ……仕方ないね。でも軍は出せないよ?お偉いさん方に言っても許可が下りるわけないからさ

 でも、君たちが二人だけで魔人たちの動向を調べるために偵察に行くというのであればなんとかなるかもしれない。』


そう言ってアルフとネルを見つめるネイル。


『君たち二人が行って何が変わるかはわからない。もしかしたら命を落としてしまうかもしれない

 でもアルフ君は始人(しと)として目覚めつつある。…だから、何かが変わるかもしれないね』


『強くなれよ、アルフ君。君が強くなればなるだけこの世界は救われるだろうから』

ネイルは目をつぶりしっしっと早く行けとばかりに手を払う


3人は退室した。


『お前たち…本当にいいのか?我のために…』


『さっき言った通りさ。見捨てるつもりはない』

『アルフさんがそういうなら私もそうしますよ?』


『…感謝する……』


『では!とりあえずその服装をなんとかしましょう!』

ネルがはりきった声で言う


『女の子ですからね、いつまでもそんな格好してたらダメですよ!』


ラディアの格好は汚れたフードに汚れたローブだ。

確かにそのままにしておくのはかわいそうだ


『あー、じゃあ服屋が先だな』


そう言って3人は服屋へと向かったのであった。


服屋に着いた3人はさっそくラディアの服を新調していた

『かかかかかわいいです!』

ネルが興奮気味に騒ぐ


ラディアの服はフリルの付いたドレス調の服だ。

しかし

『これ…動きにくいぞ』


当の本人はお気に召さなかったようだ


なんだかんだで結局、元着ていたような子供用のローブを購入したのであった。



『では、行きましょうか』


そして3人は竜人族の里を目指し王都を旅立った。


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