表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱騎士はそれでも最強を目指す  作者: 多摩樹悠一
第二章
48/73

第41話 白銀vs魔王


白銀の英雄リーザは片っ端から魔物を斬り伏せていった


その数は何十、何百と増えていった


リーザにとっては中級の魔物までなら一撃で葬り去ることができる


しかしそんなリーザでも魔王の魔物を生み出す速度を超えることはできなかった


(どこだ、どこにいる)


森の中を駆ける


だが見つからない


リーザは高い木を登り、さらにそこから全力でジャンプし魔法国全体を見渡した


そして見つけた。一か所だけ異常に魔物の密度が高い場所

魔物たちが生まれているであろう中心部

そこに魔王がいると確信したリーザは大地に降りるとそこ目掛けて駆けだした。


多数の魔物が道をふさいで来るがリーザには関係ない

神速の無数の斬撃を繰り出しそれを蹴散らす


(つい)に中心部へとたどり着いたリーザ。

そんな彼女の目に映ったのは信じられない光景だった


無数の顔 とでも表現すればよいのだろうか


3mほどの大きさの魔の塊

その塊から無数の顔が飛び出し魔物となる


そう、それが魔王であった


リーザは必死に剣を振るった

剣を振る(たび)に魔物たちは死に消えていく


だがキリがない


塊に神速の斬撃を浴びせるが切断してもすぐに再生する。


『浄化の斬撃を…』


この手の再生する魔には神聖系統の攻撃が有効だ。

幸いリーザは聖騎士(パラディン)

扱うことができる


しかし魔王レベルを浄化する技となると

溜めの時間がどうしても必要となる


魔物たちは次々と生まれリーザに襲い掛かる


必殺の一撃を放つための時間を魔物たちは与えてくれない

その時間を稼ぐ仲間もここにはいない


まさに万事休すであった


『そうか、でも私は諦めはしないぞ?魔王くん』


『【救光(ライト)】!!!!』

リーザは空に目掛け一つの光の玉を放った。


その光の玉は空へと到達すると弾け散った





玉座の間ではカイネル・シン・イングリードが最高位魔法を発動しようとしていた。

今の魔力量ではこれを使えばカイネルの魔力は底を尽きるだろう

だがそれでもこの魔法を使わなければ如何に白銀の英雄であろうと魔王を倒すことができないと

カイネルは知っていた。


だがそれをどこに放てばよいのかわからず立往生していた。

そんなとき空に光の玉が昇った。


『ほい、きたぁ!!!!』


その座標目掛けて放った



反撃の一手を!




『【強制転移(フォースドテレポーテーション)】!!!!!』




アルフを始めとする魔法国内にいる戦士たちをありったけ白銀の英雄の元へと送った!


『『『!?』』』

突然の強制転移に困惑するアルフたち。だが目の前に魔物がいるならば戦うしかない


『皆!あれが魔王だ!少しの間だけ時間を稼いでくれ!!!!』


『おうっ!!!!!』

とにかく英雄の指示に従う

アルフたちは白銀の英雄リーザを護るように布陣し、魔物たちを撃退する。



リーザは構える。魔王を打ち滅ぼす必殺の一撃を放つべく




そして放った


絶聖斬撃(セイクリッドスラァァァァァッシュ)ッ!!!!!!!!!!!』


周囲を聖なる光で埋め尽くす一撃はついに魔王を浄化した。




魔王を倒したことによって魔王が召喚した魔物たちは(ちり)となり消えていった



魔法国を襲った前代未聞の危機は回避されたのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ