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最弱騎士はそれでも最強を目指す  作者: 多摩樹悠一
第二章
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閑話 ダルヘスの野望


ペトゥラ・リマードの家は代々続く公爵家だ。


秀でた魔法使いを次々と輩出している名家でもあり、

そんな家に生まれたペトゥラにも当然期待の眼差しが向けられた。


しかしペトゥラには魔法の才能も剣の才能もなかった。

兄であるノルズは非常に優秀であるのに妹のペトゥラは無能。

魔法の才が何より重要視される魔法国であるイングリード国で彼女の立場は非常に悪かった。

ペトゥラは女性としての魅力も欠けていた。男勝りな性格。何をやっても上手くいかないドジっぷり。

そんなペトゥラに向けられる世間の目は冷ややかなものであり、彼女にはどこにも居場所はなかった。


そんな彼女に目を付けた男がいた。


ダルヘス伯爵だ。


ダルヘスは非常に欲深く、金に目がない。

そんな彼のもとに一つの噂が入った。

「近々、王国からの依頼で高純度の魔鉱石を運ぶらしい。その任務は公爵家が率先して行うらしい」と。

高純度の魔法石はそれだけで大きな財となる。

ダルヘスはなんとか横取りできないかと考えた。


そして愚鈍だが仮にも公爵家の子であるペトゥラを利用することを企てた。


ダルヘスの思惑は見事に成功し、ペトゥラは魔鉱石を受け取ることに成功。

帰国する際にダルヘスの手の者に奪わせた。


しかしその後の連絡が一切ない。


ダルヘスは不審に思った。もしや持ち逃げされたのでは、と。


だがその読みは外れていた。


実際にはアルフたちの手により魔鉱石(贋物)は取り返されており、本物の魔鉱石は既に王都へと運ばれていた。


そんなこんなで苛立っているダルヘスの家を尋ねてくる者がいた。


使用人たちに追い返せというが青い顔をするばかりで言うことを聞かない

『なんだ!なぜ言うことを聞かない!』激怒するダルヘス。


そしてダルヘスのいる部屋の扉が開かれ多数の衛兵たちが入り込んできた。


『ダルヘス伯爵!貴様を連行する!』


こうしてダルヘスの野望は潰えたのであった。


誰得話ですみません。

次話から本編再開します。

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