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最弱騎士はそれでも最強を目指す  作者: 多摩樹悠一
第二章
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第32話 魔法王


アルフたち一行は長い旅の経てイングリード魔法国へと着いた。


イングリード魔法国はバルバロッサ王国とは違った文明で栄えており、

至る所に魔法が使用されていた。


王国ではまず見ない魔法石でも小さなものであればお店で売っているほどだ。


高純度の巨大な物であれば結界にも用いられるし小さな物でも下位の魔法を発動することができる。


例えば盗賊団のリーダーが使った魔法石には光の魔法が込められていた。


アルフたち一行は玉座の間へと案内された。

そこには魔法王カイネル・シン・イングリードが玉座に座って待っていた。


カイネル王は非常に小柄で背丈はアルフの半分ほどしかなく、足元まで伸びた長い髭をさすっていた。

エルフだからか尖った耳が特徴的だ。


『ふぉっふぉっふぉ。よくきたの。王国の使者殿』


『お初にお目にかかります。私はバルバロッサ王国第三王女のアレリア・ヴァン・バルバロッサ。

 こちらは供のアルフ、フィル、バレット、ネル、そしてペットのコハクでございます。』

アレリアが前へと出て挨拶をする。


『ぼ、僕はペトゥラ・リマードです。』


『ふむ、そなたは知っておるぞ。家出をしたリマードの子じゃろう。リマードのやつが心配しておったぞ』


『その節は大変ご迷惑を…』


『よいよい、ワシにではなく父に申してやれ』


『それでじゃ、王国の使者アレリア殿。結界石の話じゃが……』


『はい、こちらが破損した結界石です。』

アレリアは破損した結界石を見せる。


『うーむ、これでは修復は不可能じゃんの。これはこちらで別の用途に使うとしよう』

カイネルは側近に石を渡し話を続けさせた


『それでペトゥラが鉱夫より受け取ったものは贋物とわかりました。おそらく彼女を囮に使われたのですね?』


『その通りじゃ。以前からダルヘスの動きが怪しかったからの。ペトゥラを囮にしておいて本物はほれ』

そう言ってカイネルは側近が持っていた高級そうな袋から魔鉱石を取り出して見せた。


『この通り、無事運搬は済んでおる。

 さすがに娘一人が先走ってできるようにはなっておらんよ。それほどこの国は甘くはない』


『それじゃあ僕がしたことって……』


『うむ?囮も重要な任じゃ。おかげでダルヘスという膿も出せたしの。結果オーライじゃ』

ふぉっふぉっふぉと笑うカイネル


『それで結界石ができるまでどれほどかかりますでしょうか?』

アレリアは一刻も早く結界石の補充を行いたいのかそう問うた。


『3日じゃ。3日で仕上げさせる。それまでこの国に滞在するとよかろうて』


『お心遣い感謝いたします。』

そう言ってアレリアは深々とお辞儀をした。


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