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最弱騎士はそれでも最強を目指す  作者: 多摩樹悠一
第一章
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第19話 見回り


正門に騎士たちが揃い副団長のネイルが説明を始める。


『今回の任務は城壁周辺の見回りだ。我らの人数は私も含めて21名。

 二人一組になり、計10組にて見回りを行う

 見回る場所は東西南北にある10個の結界石だ。異常がないか確認を行ってもらう。

 ただ近頃、魔物が増えているとの報告も上がっているため、最善の注意を払うように!』

『もし魔物を発見し、自分らの手に負えない相手だと判断した際には仲間を呼び援軍が来るまで手を出さないようにすること!』

『もっとも、結界石もある以上、王都の周辺に我ら騎士団の手に負えない魔物が出現するとは考えにくいが油断はしないように!』


王都の周りには魔物が寄り付きにくくなる魔法石、通称:結界石が置かれている(ほこら)がある。

今回はその結界石が破損していたり、しないか周囲に魔物がいないかを調べることが目的らしい。


『以上だ、何か質問があるものはいるか?』


沈黙が流れる。


『よし、それじゃ組ができたものから地図とコンパスを受け取り出発するように!』


周りが次々とペアを組んでいく中アルフは茫然と立ち尽くしていた。

なぜなら知っている相手が副団長とネルぐらいしかいないからだ。


『うーん、どうしよう……』

知らない人に声をかけるのはなかなか勇気が必要だ。

どうしようかと悩んでいると同じようにおどおどしている少女がいた。そう、ネルだ。


『なぁ、ネル…さん?俺とペアを組まないか?』


『ひゃいっ!アアアアアルフさんとですか!?あ、いえいえいえいえ決して不満があるわけでは…贅沢は言いませんよ!』

動揺しすぎだろ、とアルフは思ったが彼女はこれが普通なんだろう。


『じぇっ!ぜひお願いしますっ!』

そう言ってネルは勢いよく頭を下げ承諾してくれた。


二人はネイル副団長の元へ行き地図とコンパスを受け取り自分たちが調べに行く結界石の場所を確認する。

場所は北北西の(ほこら)だった。


『よし!それじゃ行こう!』

『はい!』


二人は(ほこら)を目指し正門から外へと出て行った。


その様子を副団長のネイルはなんともいえぬ表情で見送った。




王都から少し離れた森の中、二人は進んでいた。

森の中はやけに静かだった。


『なんか、やけに静かだな……』


『そう、ですね。』

ネルも何か異変を感じているのか小声で返事をする。


二人は違和感を感じながらも進む。そのとき


『ぎゃああああああああっ』


悲鳴が森の中に轟いた。




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