表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱騎士はそれでも最強を目指す  作者: 多摩樹悠一
第一章
22/73

第17話 訓練


ネルとの模擬戦で見事に大敗したアルフ。


ネルから受けた突きにより腹部がズキズキと痛む。

痛みに苦しみながらもアルフは立ち上がった


『も、もう一度お願いします』


相手は自分より強者だ。女の子だからとか考えている場合じゃない。

自分の持てる力を吐き出して臨むしかない。


『だだだ、大丈夫ですか?お腹痛いですよねごめんなさい』

心配そうな顔をするネル


『ネル、王様からも言われてるけど彼に対して遠慮はいらないよ。思いっきりしごいてあげるといい』


『おっ、王様!?』

『わ、わかりました!では!』


そう言って構えるネル。


『では2回戦目構えて……はじめ!!!』


2回戦目の結果も想像通りだった。

必死に剣を振るアルフ。それをひらりひらりと躱しカウンターを繰り出すネル。

完敗であった。


『も……もう一度……』

しかしアルフの心は折れてなかった。

強くなるんだ。だれよりも。その思いだけで立ち上がっていた。


『あ、あのっ!』

そのときネルが話しかけてきた。


『貴方のその構え方すごく雑だと思うんです。ご、ごめんなさい』


『え、そうなの?』

言われてみれば確かにアルフは剣を握ったことがなかった。

完全なド素人だったのだ。


『えっと…そうじゃなくて……あの失礼します!』


そう言ってネルはアルフに近づき手に手を添えて構えを直してくれる。

『こんな感じで、後剣を振るときはこうやって……』


フィル副団長はうんうんと頷きながら眺めている。


『あ、確かにこのほうが振りやすいな…』


『でしょ!んでね足はこう立って…あぁ、構えが崩れちゃった。こっちはこうで…』

気づいていないのだろうかさっきから度々ネルの決して大きくはないが確かな2つの膨らみが当たったり

ネルのふんわりとした柔らかい香りが鼻腔をくすぐって集中できない。


その時ネイル副団長が

『ネル、熱心に教えてあげてるところ悪いんだけどアルフ君の顔を見てごらん』


『?』

不思議そうに顔を上げてアルフの顔を見るネル。

そしてアルフが赤面していることに気づき自分たちの体勢に気が付く。


『!!!!!!!!!!!!!!!ししししししっしししししつれいしましたっっ!!!』

そう言って飛びのくネル。


『いや、その……でもすごい勉強になったよありがとう』

アルフは赤面しながらもお礼を言う。



そして訓練は昼まで行われた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ