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第4話

1週間以上空いた理由は書くのがめんどくさかったからです(白目)

使徒が襲来してから1週間が経った。本来なら始まるはずだった学校も緊急のため無期限の休校になってしまった。使徒が襲来して次の日に自衛隊が総攻撃を仕掛けたが結果は効果なし。それどころか魔物に襲われ数人が亡くなるという悲惨な結果だった。そして2日前、ようやく政府はステータスの存在を認め全国民に知らせるに至った。ネットではそれを聞いて大盛り上がり。たくさんの人が魔物狩りへ向かったのだ。中でも攻略組、勇者と呼ばれる人達は凄まじい早さでレベリングしていき、政府で発表された最高レベルは6となった…


いやー早いな。俺は思わず感心した。たった2日でレベル6は普通に化け物並に早すぎだろ。俺も頑張らないとな…


「あきらー!今日も元気にレベリングだ!」


「今日って塔の中入るんだよね?緊張するな…」


「大丈夫だろ!ご丁寧に入口に適正レベル10って書いてるんだ。そこまで上げたから。」


俺たちのレベルは秋羅が12、俺が16だ。レベル10から適正だが万が一のことを考え2つ上げといた。ステータスはこんな感じ


――――――――――――――――――――――――

国枝心波 男 剣士


レベル16


攻撃力 C


防御力 G


魔力 E


知力 F


体力 D


状態:なし

装備:鉄の剣 アイアンシリーズ装備

魔法:氷魔法 Lv4 自己強化魔法 Lv4

スキル:剣術 Lv2


固有スキル 革命家 Lv2


アイテムボックス


――――――――――――――――――――――――


攻撃力に全部振っていたがCにあげるまで大分かかった。Bに上げるにはさらにかかると思って魔力と体力を上げた。魔法使ってみたかったんや。レベルが10になったらスキルを手に入れた。剣術は剣の扱いが上手くなるスキルだ。重宝してます。他にもレベル上がってる魔法やスキルは効果が強くなったとか覚えてる魔法が増えたとかそんな感じ。

秋羅も同じような感じで魔力と知力に偏って振っていた。まぁスキルは人に見せられないため詳細はわからないが…


俺たちは街の中央にできたあの禍々しい塔に向かって走り出した。途中で会う人に声をかけられる。俺たちはここら辺の人にとっては有名人なのだ。なんせレベル上げを初日からやっていたのだから!ガハハハハ!


「おいてめぇら!なんでこんなとこにいやがる!」


知らない人からまた声をかけられた。ブロンズの防具を着ている人だ。結構いかつい顔してる。これ絶対めんどくさいパターンだ。


「ここは攻略組、東堂 影流(とうどう かげる)の狩場だぞ! 貴様それを知っておきながら何をしに来た!」


え…全く知らないんですけど…攻略組って言ってるくらいだから有名?な人なのかな…周りに部下みたいな人もいるし。てか別にここら辺の魔物狩りに来たわけじゃないし…


「いや、知らなかったです!あと別に僕たちはここに用はないんでお先失礼します!」


俺たちはこの場を離れようと走り出した。すると東堂が俺の頭めがけて思いっきり剣を振り下ろしてきた。


ガキンッ!


高い金属音が辺りに響いた。緊張が周囲を支配する。


「……危ないですよそんなのいきなり人に向けて振り下ろしたら…当たってたら死んでましたよ?僕。」


「おっとすまんなぁ…世間知らずのガキに大人のやり方ってやつをおしえてやろーと思ってな…」


イラつくやつ来たー!!!なんだこいつ!!気持ち悪!!何が大人のやり方…だクソが!!!

……落ち着け落ち着け。煽られたなら煽り返す。ゲームの基本だ。こういう挑発してくる奴は雑魚と相場が決まっている。煽り返してぶっ倒したあと正当防衛と言い張ればいい…



「大人のやり方ってすごい原始的なんですねぇ?ナワバリに入ったら攻撃ってもしかして動物かなんかだったりします?」


「んだとこのクソガキ!!!ぶっ殺してやる!」


ひひっ!すごい顔してこっちきてる!前の俺ならチビって逃げたなこれは…

しかし、俺と東堂のレベル差は10以上ある。はっきり言って相手にならない。東堂が振る剣も俺にはゆっくりと見えていた。


(遅い…)


俺は少し身を横にずらし剣をかわす。東堂は驚きながらも体勢を立て直して再び剣を振る。

しかし、1度も当たらない。


「避けるのはちょっとうまいようだな…仕方ねぇ俺も本気出すか…」


そう言うと東堂は自己強化魔法を発動した。


「たっぷりいたぶってやるから、せいぜいあがいてみせろや!」


そう言い放つと東堂はまっすぐ俺に突っ込んできた。さっきよりも動きが速い。さすがは攻略組と言うだけある。自己強化魔法もしっかり使われている。だが…


「クソ!なんで当たらねえんだ!俺のレベルは4だぞ!!てめぇ一体どんな魔法使ってやがる!」


速くなったがそれでも東堂の剣は俺に届かない。それほどまでにレベルによる力の差は大きいんだ。


「おじさん、1つ教えとくと俺のレベルは16だ。信じるかはあんた次第だけどいくら頑張ったって勝てないと思うぞ」


「ははっ!面白い冗談じゃねえーか!日本の中で1番レベルがたけーのは東京の勇者だ!そいつがレベル6だぜ!レベル16!そんなわけないだろ!」


あ…やっぱ信じないよねーそんな気はしたけど…じゃあもうたおしまーす。


俺は東堂の剣を受け止め、すくい上げるように剣を払った。いきなり攻撃を止められた東堂はビックリして反応できなかった。東堂の剣が宙を舞う。


「なっ!」


がら空きになった東堂の体に剣を叩き込む。結構力を入れてぶっ叩いたのでブロンズメイルが凹んでしまった。そして東堂本人は泡吹いて倒れてしまった。


(死んでないよな…?)


周りを見ると東堂の部下は秋羅君が制圧していた。秋羅君強すぎ。

俺たちは倒れている東堂たちを魔物が来なさそうな廃墟に寝かせてその場を離れた。そして、塔に辿り着いたのだった。




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