表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光ある世界に不要なそれは何?  作者: 「色」ねくすと
6/7

始まりの厄介事

遅くなりましたが楽しんでください。

 扉の向こうは見たことのない世界だった。そう、決して元いた世界では味わうことのできない感動があった。そして、扉は僕に言った。

「この世界は(なんじ)が欲する物有り。されど、元の居場所へは帰れぬ……これ、汝の運命(さだめ)なり。」

とっくに覚悟なんて決まってる。

「分かってるさ……だから、一人にさせてくれ」

扉はそれからしばらく姿を見せなかった。


ーー逃走終了から数分後

「何で私を助けたの?」

誤解を解くというのは大変なものだ。しかも、彼女に壁ドン状態で聞かれているのだ。とまあ、先程追跡者を一蹴した後からこの調子で聞いてきている。だが、こちらも「偶然助けた」(てい)なので男のプライドとして、口が裂けても本当のことは言えない。ということで、彼女の質問に対して曖昧に答えるしかないのだ。そしてそれは、彼女の求める答えとは違うので、また質問され……と、この会話をループし続けているのだ。

20回ほどループしたところで質問攻めが終わった。僕もさすがに飽きてきた頃だった。やった! と叫びたかった。

異変に気付くまでは

「な、なんだ? こいつらは……」

先程までは何も無かったはずの道路の先が黒くなっていた。なら良いのだが、どう見ても道路の先が動いている。そして、それはこちらへ向かってきた。見ただけで十体はいる。その一体一体の姿は2メートルはあり、マッチョに似ていなくもないフォルム、色は夜をイメージさせる黒色で統一されていた。そして、一番の異質な点は

「こいつら、ロボットか……いや、裸の男!?」

よく見るとそいつらは胸の筋肉を動かしている。テレビならともかく、こういう状態で見ることになると……気持ち悪い。ある男が話しかけてきた。

「掛石あすかと……倉本愛華だな?」

僕は肯定した。すると、

「……目標確認、と同時に先程の戦闘データも確認。ーーよって、総帥の権限の下、crycrycry作戦を発動させる。」

このときの僕には面倒事に巻き込まれたということしか分からなかった。

何か色々と崩れてる気がしています。……作品がですよ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ