表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/3

長く更新ができなかったので、リハビリをかねて。

元々短編にしようと思っていたので、全く長くないです。

なかなかまとまらなかったので、取り敢えずわけてみました。


えー……あらすじのはっちゃけ具合は影も形もありません。

タグ通り、はっちゃけレベル低、でお送りしております。

あるところに、とても美しいお姫様がいましたーーー




こんな風に始まる物語なんて、つまらないと思わない?


だって、彼女たちは幸せになるのだから。

その過程には確かに多くの困難があるけれど、彼女たちは幸せになれる。


そしてね、彼女たちが幸せになれるのは、誰のおかげかって考えたこと、ある?







え、何が言いたいのかって?




だからね、こんな話があっても良いと思うのよ。


お姫様たちを幸せした、魔女の話。




棘に刺されて死ぬという呪いをかけたり。

蛙になる呪いをかけたり。

7人の兄弟を水仙に変えたり。

姿を野獣に変えたり。




聞いたこと、あるでしょう?






あの、呪い好きと噂される魔女の、真実の話。





哀れな、魔女の話。




――――――――――――――――――――



魔女はね、生まれたときから、とても強い魔力を持っていたの。

そのために生まれてすぐに、とても力のある魔女ーーややこしいから、師匠と呼ぶことにしましょうかーーの所に連れていかれ、そこで魔法の勉強をしながら育てられたの。


育ての親である師匠の名誉の為に言っておくけれど、別に魔女は連れ去られたわけではないのよ。

強すぎる力を持つがゆえに、力を持たぬ人間として生きられない魔女を、師匠が引き取ったの。

強い魔力を持つものは、人間よりも遥かに永い時を生きることになるから。



師匠は、先程も言ったけれど、とても力が強く、大いなる力を持っていたの。

彼女はあらゆる魔法を使いこなし、色々な問題を解決し、多くの人を救っていたわ。

………まあ、それと同時に色々な問題を引き起こしてもいたようだけれど。




話を戻しましょうか。


魔女は、そんな師匠に強い憧れを抱いていたの。

いつか師匠のようになりたいと、そう思い、願い、そして努力をした。




けれど、魔女の努力は実らなかった。

魔女は、どうあがいても師匠のようになることは出来なかったの。






なぜなら。


彼女の力は、呪いをかけることに、特化していたから。





それは、魔女にとって絶望でしかなかったわ。


師匠のように、人々の助けになりたいと、そう思っていたのに。






魔女に出来ることは、人々を苦しめることだったのだから。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ