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生と死 表裏一体を超えろ  作者: 敬愛
死ぬ事ばかり考えていた頃
10/25

神の罰

包丁をじっと見つめる僕がいる。

これは食物を切る為のものだ。それは頭では分かっている。

しかし、いつからだろう。もう癖になっているのか……。

包丁を使って手首をいや頚動脈をざっくりと。

痛みの事を考える。血液が抜けていって心臓が止まる瞬間。

どういう感覚なのだろう。そう思うとこの方法は適切ではない。


何故これほどまでに死にたくなったのか。

時間を持て余して家の中に閉じこもっているとロクな考えが浮かばない。

パーっと遊べば良いのかな。でもそんな金はないし。


いっそ出家でもしようか。でも念仏を唱えると息が続かない。

いったいいつからこんな事になってしまったのか。

昔はお喋りで明るくて活発だった。


精神病って何の為にあるのか?なんて馬鹿らしい疑問だよなー。


人間は病気になる。それは体からのサインなんだが、よけいなお世話な神様だな。

今日も健康などとは程遠く酒を飲んだりタバコを吸ったりする。

いつか神の罰が下るのだろう。



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