表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

00. ゴヴニュ神話

 命鉱神(めいこうしん)ヲルカヌス。


 火と大地を司り、この地で最も若き、実りと鉱物の神。

 八方を急峻な山々に囲まれた〈ゴヴニュ四国盆地(しこくぼんち)〉、この大地において、最も(たっと)き神。


 ヲルカヌス神は人々のために火を与え、鍛冶を教え、〈命鉱(めいこう)の大山脈〉という武器生みの山々をお創りになった。

 しかし、ヲルカヌス神と対を成す〈隻腕の怪物〉がこの地に現れる。

 隻腕の怪物は〈命鉱の大山脈〉に度々呪いをかけて土砂崩れを引き起こし、怪物の残っている右腕はあらゆる鉱物や武器を錆び付かせ、(わざわい)をもたらした。


 ゆえに、命鉱神ヲルカヌスを憎んでいるのであろうその怪物は——〈錆犬王(さびいぬおう)〉と恐れられた。




〈錆犬王〉の出現より千年。

 ゴヴニュ四国盆地に在る一国、ゴヴァノン国に命鉱神ヲルカヌスの申し子と神託された子どもが生まれる。

 ゴヴァノン王家の末子。その名を「勇者エヌナ」と云った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ