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9-1 公開に至る理由

 違う世界で過ごしたあの9日間は、2023年の夏、僕が大学1年生のときに経験した出来事である。毎日思い出しているというわけではないが、経験をしたことすら忘れることは決してないだろう。あの出来事を思い出さない日々が何十年続いたとしても、「あの日こんなことがあったよね」と言われたら確実に思い出す自信がある。


 2024年、2025年と月日は流れる。引き出しに入っている大量の文章を見ると思い出す。紙は左上をホチキスで止めているので、自分はGoogle Documentに書いたものを読みながら過去を懐かしんでいた。


 2026年春、自分でさえも忘れていた頃、偶然彼女とまた出会うことになった。そこから一気に仲良くなり(もともとあっちの世界でも仲は良かったが、それ以上に)、2026年度中に付き合い始めた。ゆーまを恋愛的な意味で好きと思ったのは確実にこっちの世界に来てからだ。


 彼女とは今もうまくいっている。まさに奇跡的な出会いといえるだろう。今でも、なぜあのときおすすめユーザーに彼女が出てきたのか分からない。もしあの日、彼女が出てきていなければ、僕たちがこうやって出会うのはもっと遅くなっていたか、そもそもであっていないだろう(どっちかがふと思い出して相手の氏名を検索してたどり着いていたかもしれないが、それは分からない)。

 

 そして今年2029年3月に2人が同じタイミングで大学院を卒業した後、彼女はバイオ系の企業に就職した。自分も、大学院を卒業した後にIT系の企業に勤めている。窓の外には大空が広がっている。あの日見た夢の続きを思い出すような青空だ。あの世界で見た記憶のある形をした雲が浮かんでいる。今でも、あの世界とこの世界は何らかの形でつながっているのではないかと思うことがある。


 そして、大学院を卒業後、2人で話し合い、この体験談をブログ上に公開することに決めた。個人情報が若干含まれているが、この時期ともなればそれが問題にならないだろうと思ったからである。多くの人に知ってほしいというよりは、何か情報を持っている人がいれば話を聞きたいからだ。私の話が本当のことであると証明することは実際できないだろうが、同じような体験をされた方で、もしこれを発見した人がいればなと思っている。


 同じような体験をしたことがある人が話を読んでくれたら嬉しい。特に上に記した、当時高校生だった四国の子がこの記事を読んでいれば嬉しい。おそらく、その四国の子については、本人がこの記事を読めば、自分のことだとわかると思う。


 僕は氏名を伏せずにこのブログ(Google Blogger)に投稿することにした。もちろん、伊藤悠茉の氏名も、本人と話し合った上でここに公開している。この記事はどこでも宣伝していない。もしあなたがこの記事にたどり着いたのであれば、おそらく僕のTwitterのアカウント名で検索したか、掲示板で読んだ話と似た体験談を探しているうちに偶然発見したor同じような体験をしている可能性が高い。






 もし何か情報を持っている方がいれば、私に連絡してください。ここのコメント欄に書いてもらっても構いません。プロフィール欄にも私の出身や氏名を記していますが、筆者は神奈川県出身で、青春時代を山梨で過ごし、大学は東京で一人暮らし、そして就職後もそのまま同じ場所に居住しています。もし似たような体験をされた方で心当たりがあれば、このブログのコメント欄や、以下のメールアドレス・Twitterアカウントに連絡してくれると助かります。DMは解放していますが、もし送れない場合はリプライしてくれれば送れるようにします。


[Mail: Kato at XXXXX.XXX]

[Twitter: @Katoh_Tomoki_2003]


 また、以下に上の話をまとめたpdfを乗せるので、何か気になるところがあれば質問してください。


 [Google Documentへのリンク]


 このブログがいつまで残っているかは分かりません。しかし、ここに自分が書いたということがアーカイヴにも残ることを期待しています。また何かあればこの記事を更新します。あなたが誰であれ、ここまで読んでくれてありがとうございました。

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