前へ目次 次へ PR 38/49 12月25日 「ねえ、ハースの機嫌、ものすごくよくない?」 ハースが鼻歌を歌っている。 ケリーがアリスに尋ねると、アリスの顔が赤く染まる。 「しらないわ」 ふい、と顔を逸らしたアリスに、ケリーが微笑む。 どうやら二人の間で何かあったらしいとケリーは理解する。 きっと詳細を聞くのは野暮だろう。 同じことを思ったのは、ケリーだけじゃなくて、その周りにいるクラスメイトもだった。 とりあえず、ハースが幸せそうで何よりだ。 何しろ、教室内が平和だからだ。