31 ファバルス王国
「いやぁー、驚かせてしまって申し訳ない」
そう言いながらにこやかに笑う騎士団長に護衛してもらいながら、フェルト達はファバルス王国へと向かっていた。
驚かされたことに関しては、まったくその通りだ。
やっと帰れる目処が立つかもと思った矢先に、兵士に囲まれるなんてハメになってたんだ。
正に冷や汗ものだった。
「まあ驚きはしましたが、こうして案内して頂けて感謝致します」
「いやいや。こちらこそ、皆さまをご案内しなければならない身、構いませんとも」
さすがにこれだけの兵士がいる状態では、案内されないわけにも行かず、こうしてついて行ってるのだが、気になることがいくつかある。
フェルト達が異国の人間であることは、肌の色や顔立ちを見れば判断もつくだろうが、一応、日除けのためフードは被っていたのだ、あんな早く判断できることがおかしい。
それに、まるで来ることがわかっていたように、兵士達を囲ませていたのも気にかかる。
国を救ってくれということもあり、逃げられないようにするために囲った理由はわかるが、それでも妙だ。
国を救ってくれって自体も妙な話だが。
そんな色んな疑問を投げかけてくれるのが、エメローラだったりする。
「しかし、わたくし達のような子供に国を救ってほしいとは、何事でしょうか?」
子供に頼むことではないだろう。
「ご謙遜を。貴女様が王女であることは存じております」
「! おい、それはどういう……」
【識別】で判断した結果、悪いことをしたということがないことはわかるが、どうしてわかったんだと疑問に湧く。
フェルトは強い警戒感を持って、睨みを効かせ、武器を構えようとすると、ヘイヴンがやめなよと肩を叩きながら、首を横に振り、
「占術を使われたのですよね?」
……戦術?
ヘイヴンはフェルト達に説明するよう、騎士団長に尋ねて説明するよう促した。
それに気付いた騎士団長は、これは失礼と口にすると何故事前に把握していたのかを説明する。
「我が国は占術を用いて、あらゆる困難を乗り越えて参りました。今回、皆さまがあそこから現れることは占術師によってわかったことなのです」
「……戦術によってわかるって、なんかおかしくないか?」
フェルトがわかっていないような発言をしていると、珍しいものでも見るかのような視線が浴びせられる。
「な、何だよ」
「フレンド。戦術じゃなくて占術。占いのことさ」
「……あーっ! そっち!?」
「へー、フェルト君でもそんな天然みたいなとこあるんだね」
フェルトは、急に恥ずかしくなってきた。
「う、うるさい! お前らは知ってたのかよ!」
「ええ。ファバルス王国は占術で栄えた国と有名ですから……」
そういえばヘイヴンが、ファバルス王国はとある魔法で有名な国だって言ってたことを思い出す。
事前に言っとけってんだ。
とはいえ知っていたのは、貴族でもちゃんと勉強していた人達だけのようで、一部は小首を傾げていた。
「ファバルス王国をはじめ、この砂漠の地に生きる者達が生き抜くには非常に困難な環境でした。そのためその道標を示すべく、空に広がる星々から未来を見透し、生きる未来を占ったことが始まりとされています」
「元々魔法の心得はあった我らが先祖達が、次第にその占術を磨き、今となっては未来予知にまで到達するほどとなったのです」
「へえー……」
「つまりその占術によって、僕らがここから出てくることを知っていたというわけさ」
つまり、この妙な先読みをされている正体は、占術による未来予知が要因だったようだ。
「ん? 待てよ。てことは、我が国を救ってほしいってのも、そのあたりが関係してんのか?」
「その通りです。我が国の占術師が見た未来の中に、貴女様と談笑される陛下のお姿がありまして……」
「なるほど。我々が何かしらの事を起こし、それがこの国のためとなり、陛下と会談することとなる未来を見たと……」
「はい」
だからこの騎士団長は、あんなに頭を下げてまでお願いしたようだ。
その未来を変えないためにも、フェルト達には来てもらわなければ困るらしい。
でも引っかかることはある。
「なあ、騎士団長さん?」
「はい」
「そんな凄い未来予知ができるなら、自分達で解決すればいいんじゃないか? 俺達ができることなんてたかが知れてるでしょ?」
ハッキリ言って、フェルト達はまだ十五のガキだ。
それなのに、フェルト達より明らかな大人なら、解決能力もあるはずだ。
例の奴隷商の件を考えれば、そうじゃない場合もあるだろうが、それでも国を救うはオーバーな話だ。
「フレンド。占術の未来予知は何も完璧なものじゃないのさ」
「なに?」
「あくまで見えた未来は『ひとつの可能性である』というだけで、確定した未来ではないんだよ」
「なるほど。複数ある可能性のうち、ひとつを見せてくれたに過ぎないと……」
「はい……。ですので、我が国では複数人の占術師が未来予知を行います」
つまりは、ひとつの結果だけではなく、色んな結果を覗くことで、より良い結果に狙いを定めたいということのようだ。
「だから我々を待ち構えていたのですね」
「はい」
他の未来では国は救われなかったってことなんだろうか。
おそらくそれは聞いても答えてはくれないだろう。
「でもさぁー。そんな便利な魔法、聞いたことなかったけどなぁ」
ユーザの言う通りだ。
そんな未来予知ができる魔法があるなら、フェルト達の大陸は勿論、かなり有名になっていてもおかしくないはずだ。
そんなものがあるなら、マルコ神父の死も避けれたはずだ。
「さっきも言った通り、占術の未来予知というのは、ひとつの可能性を提示するものだ。しかもそれは確定でもなければ、複数ある可能性のひとつしか見せない。しかも占術にはかなりの魔力も生じるし、未来は常に変わるものだ。つまりは信憑性が薄いのさ」
「なるほどね。たとえ良い未来を教えられても、確実にそうならなかったら、信用できなくなるな」
「ええ。ですから、わたくしの国も含めてですが、ほとんどの国では詐欺魔法とまで貶められています」
そこまでかぁー。
かなり酷い扱いだとは思うが、魔法なんて力がある世界だ、未来なんていくらでも変えられるのだろう。
「ですがファバルス王国は複数人の占術師を起用することで、確実な未来を手にし、栄えてきたという実績があります」
「へえー。そこに注視したわけだ」
「はい。ですから、他国にとっては詐欺まがいの魔法と呼ばれようとも、我々にとっては誇らしき魔法なのです」
実際、こんな砂しかない国で生きるならば、多少なりとも未来予知のような神頼みをするのもありなんだろう。
信じるものは救われるとも言われる。
何かに特化し、信じ続けてきた結果が示された答えなんだろう。
「ですが勿論! 未来予知だけに頼ってなどいませんぞ! 我らが陛下のお知恵があってこそ、我が国は栄えたというものです」
つまりは未来予知を上手く利用し、その上でその未来に近付けるために行動を取ってきたのだろう。
フェルト達が案内されているのも、そういうことだろう。
「それで? 話が逸れましたが、その陛下ですら難航している問題があるからこそ、未来予知に縋るような行動を取られているのですよね?」
「……!」
図星を突かれたと、ギクリと反応する騎士団長。
確かに、まだファバルス王国には着いてないが、外見だけ見ても、かなり良い国に見える。
この資源の少ない砂漠から、これだけの文化を育むのは至難の業だったはず。
それを成し得たこの国の陛下はよほど凄いのだろうが、その陛下ですら頭を悩ませる問題があることを、フェルト達が案内されていることから予想が立てられた。
「皆さまはご存知でしょうか? 我が国が先日まで何が起きていたのかを……」
「! 流行病でしょうか?」
「は、はい」
「ま、まさか……! まだ解決されてないとか!?」
「い、いえっ! 魔力磁場は治りましたので、そのあたりは心配なさらないで下さい」
一同、ホッと安堵。
他国で病気にかかるなんてことは、勘弁してほしい。
「し、しかしその流行病にかかった者の一部の方がまだ完治されていないのです」
「そうなのですか?」
「は、はい。流行病自体の発生はそもそも二、三年周期で来るとわかっておりましたし、占術によってもある程度の時期を判断できておりまして、特効薬や魔力を安定させる魔法など、治療法も万全でした……」
「ただ、その一部の住民達には効果が無かったと?」
「は、はい。医術師達も全力を持って取り組んで下さっているそうですが、一向に解決できず、占術により、この事態を解決する糸口を探ったところ……」
「異国の俺達が映し出されたってことか」
「はい……」
これらの話を総合してみると、
「つまり俺達がアンタ達に助力することによって、解決できるのではないかってわけだ」
「はい。ですからこうして王宮へとご案内する運びとなっているのです」
そうこう話しているうちに、ファバルス王国内に入っていた。
騎士隊に連れられてということもあり、門は完全に顔パス状態だった。
でも確かに流行病自体は解消されているようで、通り掛かる人々の表情は穏やかである。
「流行病が過ぎ去ったというのは、本当みたいですね」
「ええ。それはもう……」
石造りの町並みが広がる中で、ひとつ気になるものを見つけた。
「なあ、隊長さん。アレって井戸?」
それは住民の人達がバケツを持っているところから、容易に想像できた。
「ええ。地下に水脈がありまして、我らが生活水として使っているものです」
「ふーん」
するとヘイヴンは、フェルトと同じ予想を口にする。
「隊長殿。もしかしてあの井戸から何かしら別の病原菌があったのでは?」
流行病はあくまで魔力磁場による神経系の病気。
別の要因があったのではないかと尋ねたのだ。
しかし、隊長は首を横に振った。
「勿論、我々もそこを疑い調べましたが、何も発見できませんでした。それに定期的に調べてもいますし、もし何かあれば直ぐにでもわかります」
「なるほど……」
そう言われてしまったら仕方がない。
とりあえずはスルーすることになり、そのまま王宮へと案内された――。
「――おおっ! 待っておったぞ!」
王宮の入り口でソワソワしていたひとりの少女が、フェルト達を歓迎するように話しかけてきた。
以前、クレア達が着たことがある踊り子風の衣装に身を包んだ褐色、銀髪、水色のぱっちりとした瞳と容姿が良く、育ちの良さそうな女の子だ。
年はフェルト達くらいに見えるが、少し幼くも見える。
胸のせいだろうか。
ずいっとエメローラに急に近付いたためか、エメローラがちょっと困った様子を見せると、側にいたお付きの人だろうか、止めに入る。
「殿下、それでは客人が困ってしまいます」
老紳士という印象が強い、細身がかった男性。
顔もシュッとしており、女性受けも良さそうだ。
「うむ、それもそうか。済まぬな」
指摘を受けた殿下と呼ばれた彼女は、すぐにエメローラから距離を置いた。
事を見据え終えた騎士団長が跪いて報告。
「姫様、へーデル宰相殿。占術の予知により視えました方々を連れて参りました」
「うむ! ご苦労だったぞ、アガル騎士団長!」
さっきから気になってたがこの姫様、口調がちょっと背伸びしているように聞こえる。
年寄りくさいというか、偉そうというか。
そんな姫と呼ばれる彼女はエメローラに握手を求める。
「改めて。よくぞ参られた、異国の者達よ。妾の名はタルターニャ・ファバルス。この国の第一王女だ」
「丁重なご案内に感謝を。わたくしの名は……」
ちらりとフェルト達を見る。
異国の姫だと名乗って良いのかということだろうが、バレてしまっているようなので良いのではないかと、フェルトとヘイヴンは頷く。
「エメローラ・オルドケイアと申します。訳あってこの国に立ち入ることをお許し願いたい。ファバルス王女殿下」
そんな堅苦しい挨拶をしていると、タルターニャは、
「そんな堅苦しい言い方をせずとも良い。気軽にターニャと呼んでくれ」
「しかし……」
「妾達は互いに国の王女なのじゃろう? ならば良いではないか!」
「殿下……」
「むっ? 良いじゃろう、別に。普段は皆、殿下、殿下と堅苦しくてしょうがない」
宰相に向かって文句を言っているタルターニャに、自分も思うところがあるエルマローラはさらりと、
「ええ! ええ! その通りです! 皆、わたくしのことを敬うばかりで……」
「じゃろう! じゃろう! 立場が同じなのならば、良いではないか! 公の場でもあるまいし!」
お互いの利害が一致。
とても初対面の王族同士とは思えないほど、意気投合している。
宰相は、はあーっと深いため息をつくが、それ以上は何も言わなかった。
「ならば改めてターニャと呼んでくれ」
「ではわたくしはローラとお呼び下さい」
お互いの王女達の顔合わせが済んだところで、今度は宰相と騎士団長がご挨拶。
「このような強引なご案内になってしまったことをお許し下さい。わたくしはこの国で宰相を務めておりますへーデル・ハワードと申します」
宰相ってことは、王族の次に偉い人。
「ご挨拶が遅れて申し訳ありません。わたくしはこの国で兵を率いる長を務めております、アガル・タイダインと申します」
ふたりは深々とエメローラとフェルト達に向けてお辞儀をした。
「いえいえ、こちらこそ急な訪問で申し訳ありません」
何だかお互いに謝りながらの挨拶になったが、必要な挨拶を済ませたところで、向こうの本題が語られる。
「アガル。主、どこまで話した?」
「ハッ! 流行病の完治が進んでいないところまで、お話致しました」
「そうか。そこまで話してあるならば良い。我が国の事情はお分かり頂けるだろうか?」
「ええ。何だか大変な時に伺ってしまったのだと……」
「だがしかし、我が国の占術師によれば、主と父上が元気に話しておるところを予知した。妾達はその好機を逃すわけにはいかないのじゃ。身勝手なこととは承知しておる。どうか、助けてほしい」
タルターニャが頭を下げると、連鎖するようにへーデル、アガル、そして同行した兵士達も頭を下げる。
こんな光景には、さすがにフェルト達も動揺は隠せず、それを頼まれたエメローラも困惑している。
「た、助けて差し上げたいのは山々ですが、わたくしは医学にそこまで精通しておりません。あまりお力にはなれないかと……」
「そこを何とか! あの未来予知が嘘ではないという証拠に主らは現れてくれた! あれは天啓だったのじゃ!」
すごんでくる向こうの圧に耐えられないと、フェルトとヘイヴンに視線で助けを求めてくる。
ええーー……。
「はあ……まあ、確かに陛下が病床に伏せられているみたいだからなぁ……」
「「「「「!?」」」」」
フェルトの一言に一同が驚く。
「フレンド、どういうことだい?」
「わ、妾達はそのことは……! ア、アガル!!」
「い、いえ!! わたくしは何も……」
国のトップが病気で倒れているなど、確かに口にしてはいけない内容だろうから、タルターニャが叱咤する理由もわかる。
「そんなもん、聞かなくたって状況で判断できるだろ。先ず、アンタ達が視たっていう陛下とウチの姫殿下――」
「ローラ」
「……えっ?」
「この旅が済むまでは、そう言う約束ですよ」
この人は……。
「いや、あのな? ここなら安全だろうし、そもそもファバルス側にもバレてんだから――」
「ダメです。ローラとお呼び下さい」
何でこういうところは頑固なんだろうか。
折れる気はないようなので、こちらが折れるしかなく、
「んんっ! アンタ達が視たっていう未来予知に陛下とローラが談笑してたって言ったにも関わらず、出迎えてくれたのは王女殿下と宰相、しかもこんな入り口でだ。もし、話を通す気があるなら、陛下が居られる場所まで案内されるもんじゃないか?」
「確かに国の危機だとしても、挨拶の時に多少笑って会話をすることもあるか……」
「それにこの国の国王陛下は、この砂漠の地であっても、国を管理できる能力を持ってる方なんだろ? そんな人が解決に乗れ出せず、このふたりが出迎えたくれた状況を考え、流行病がどうこうと言われれば、陛下がその病気で倒れたんだと想像できるだろ?」
「た、確かに……」
「それで最終的には異国の人間である俺達に国を救ってほしいなんて言われれば、もう確定だろ……」
ファバルス王国側は、フェルトの推理に唖然。
ぐうの音も出なかったようだ。
「さ、さすがリーウェンさん」
「凄ーい」
「褒めるな褒めるな。大したことじゃない」
するとヘイヴンがとんでもないことを言い出す。
「ファバルス王女殿下。先程の件ですが、お引き受けしましょう」
「「「「「!?」」」」」
「ほ、本当か!?」
コイツ……!
何を勝手に……。
「王女殿下がこんなにも頼み込んでいるのです。我々としてはお力を貸すべきでしょう――」
女の頼まれごとを拒否できない人間だということは重々承知だが、一国の緊急事態に簡単に首突っ込んでいいわけがない。
「フレンドが!」
「――ぶっ!?」
フェルトは思わず吹き出した。
「はあっ!? お、お前、何言って……」
「王女殿下達も今聞いたでしょう? 彼の推理力を。実際、僕達も彼のその素晴らしい観察眼や分析能力など、その知性に幾度と助けられました。きっと王女殿下達のご期待にも添えられることでしょう」
コイツぅ〜〜っ!!!!
本当に何言ってんだ!!
それでもし失敗したら、国際問題とかに発展してもおかしくないんだぞ!
そんなフェルトの考えなど置き去りに、クレア達もその意見に賛同する。
「確かに。ボクらを見つけ出してくれたのもフェルト君だしね」
「なっ!?」
「ああ。俺達には無い考えも持ってもいるしな」
「おい! ガルマ!?」
「リーウェン様はわたくしも見つけて下さいましたわ! 愛の力も働いたかもしれませんが……」
「――ねえよ!! あと、お前のは聞き込みだけだから!」
「とにかくフレンドならば、解決に導いてくれることでしょう。勿論、我々も微力ながら協力致します」
キラッとフェルトにウインクしてくるが、フェルトとしては本当に何言ってんのと、半ギレ状態でヘイヴンを睨む。
するとその話を本気にしたタルターニャがずいっと迫ってきた。
「確かにあれだけの情報だけで、父上が病に冒されていることを見抜いたのだ。それは見事としか言いようがない」
アンタも認めんなよ!
そこは隠せ!
「えっと、主。名前は?」
「フェルト・リーウェンだけど……」
「フェルト・リーウェン! どうか頼む! 父上を……この国で同じ病気に苦しむ者達を救ってくれ!」
「ええー……」
今度はフェルトが困った表情でエメローラに視線を送り、ヘイヴンには怒りの視線を送る。
ヘイヴンはフッと頑張りなよみたいな悟った表情で返答し、エメローラも困ったように眉を顰めて微笑んでいた。
これはやれってことだよなぁ。
フェルトは深いため息を吐くと、
「わかりました。やれるだけやりましょう」
「本当か!?」
「ただし、条件がある」
「なんじゃ?」
「たとえ解決できなくても責任は取らん!」
「それは勿論だとも。こちらが無理強いして頼んでおるのじゃ、主は勿論、ローラ含めて皆に責任を求めるようなことはせぬ」
フェルト達はこの国に来た理由をそっちのけに、ほぼ強引にファバルス王国の問題に着手するのだった。




