2,キレた家族ども
弟子のしてもらってから一ヵ月ぐらい経った。
家族達はわたしがいなくなったせいで、毎日の家事が大変みたい。しかも、ご近所さん達の間で“私が家族に虐待されて今にも死にそうだっただから命からがら家族という魔の手から逃れた”という噂が流れているらしい。きっと今頃キレているんだろうなw。ざまぁみろ。
「お父さん、見つかった?」「嫌,まだ見つからない。」
「さっさと見つけきてよ。家事なんてもうウンザリなのよ!」こうなったのも,全てあいつのせいよ。見つけらただじゃおかない!
「ただいま父さんどうだった?」
「収穫はなしよあんたの方こそどうだったの?」
「ああ、あいつ静かなる森に逃げたらしいぜ。」なんだ、尻尾掴んでんじゃない。「そこに行ってきなさいよ」「静かなる森だぜ。森に入る資格なしとみなされたものは入ることもできず大量のモンスターに襲われるって噂の」
「はぁ?そんなとこ行ってんならもう死んでるかもしれないってこと?」
「その可能性が高い」ふざけるんじゃないわよそんなのこれからも家事をしないといけないじゃないの。
その頃,私はというと,「師匠の名前ってなんて言うんですか。あと何歳ですか?」という,ちょっとした質問をしていた。
今までは“師匠”と呼んでいたので気にならなかったが、少し考えてみれば私、師匠の名前と年齢を知らない。ちなみに私も自分の年齢を知らない。
(私はもう12よ!ちなみに、誕生日は3月16日)へぇ〜12なのか12にしては肉付きがいいけどな。(うるさい!)はいはい。早く誕生日来ないかな。今は夏だから3月は遠い。
「私の名前と年齢?」おっと、師匠無視してごめんなさい。「はい!よく考えれば知らないなと思っので、迷惑でしたか?」“必殺上目遣い”決まった。
「迷惑ではないが。」が‥?「よし、改めて自己紹介しよう。」よろしくお願いします。
こうして,謎の自己紹介が始まった。