第四百四話『鍋(なべ)ネコは平和の象徴にゃん』
第四百四話『鍋ネコは平和の象徴にゃん』
《何事も、まぁるく、にゃん》
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「ネコだろうがなんだろうが」
「むむっ」
『ネコにゃん!』
「へっ?
ミアンったら、
どったのわん?
んな、
いかにも自分は」
『化けネコにゃんよ』
といわんばかりの」
『なもんで、
近寄りがたくて、
困ってしまうのわん』
「って、
こちとらの腰を、
引いちゃうような」
『ムツカしいお顔』
「なんかになっちゃって」
《今のウチは本気も本気。大本気にゃんよ》
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「ミーにゃん。
ウチにゃって」
『化けネコ』
「とはいえにゃ。
れっきとした」
『ネコのはしくれ』
「自分がネコにゃのを、
誰よりも」
『誇り』
「に思ってるのにゃん。
にゃもんで、
あぁんにゃ、
ネコを軽んじてるとしか、
思えにゃい」
『ネコ軽暴言』
「どうあっても、
聞き捨てにゃらにゃい、
と」
『憤り』
「にゃるもんを、
覚えてしまうのにゃんよ。
……ってにゃこんにゃで、
ネコに似つかわしくにゃい、
この、
イライラッ、とした気分を」
『鍋ネコ』
のように、
まぁるく収めるためにも、にゃ」
『四の五のいわずに、
たにゃちに修正してにゃん!』
《にゃあんて『いい切った』もんで、つづくのにゃん》