第四百一話『変わるのにゃん』
第四百一話『変わるのにゃん』
《⑤ににゃっても、『つづくのにゃん』を続けるのにゃん》
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「アタシとミリアんって、
ずっとのずぅっと、
仲良し小好しの」
『友だち同士』
「だと思っていた。
でもって、
信じていた。
一生、
このまま変わらない、
って。
……少なくとも、
ここまではね」
『んでもっ!』
《にゃん?》
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「ここから先は」
『見えてきた』
「今となっては」
『異なる絵図』
「が、アタシごジマンの」
『黄色い脳細胞』
「に描かれていくのを、
どうにも、
とめられないのわぁん」
《はて? にゃにがどう変わるというのにゃあん?》
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「いつの日にか」
『友だち同士』
「のさらに上をゆく」
『あのね、そのね、
このね、どのね、
だからね、
……なる間柄』
「にならないとも、
かぎらないのわぁん」
《にゃにそれ?》
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『うんうん。
さも、あらん』
「って、
腕を組みながら、
アタシは、
うなずきたいのわん。
だぁって」
『未来は誰にも判らない』
「んだもん。
イオラにだって。
神霊と拝される、
ガムラんにだって」
《ネコににゃって、にゃもんで、つづくのにゃん》