俺、異世界召喚されたみたい。
ふと思いついたので書いて見ました。思いつきで書くのは久しぶりなのでどうか温かい目で見守ってください
俺の名前はソラノ。俺はなぜか、玉座あるな場所で王女のような人に頭を下げられていた。
どうしてこうなった……いや、元はといえば家で寝ていた俺がベットの隙間にあった変な球を触ったのが原因なんだろうが、まさか異世界に召喚されるとは。
そして、もう一つ困ったことがある。
それはーー。
「¥$€€€2€$€」
彼女らの言っている言葉が理解できないことだ。why?! 普通、異世界召喚といえば言葉が通じるように祝福やらなんやらあるだろ!?
そういえば異世界なら[ステータス]なんかがあるんじゃないか。
「ステータス」
俺は誰にも聞こえないように唱えると出てきたものに絶望した。これはやばいやつだ。もう、地球に帰りたくなってきた。
俺が見たモノとは日本語でもなんでもない異世界の言葉らしきものが並んだステータスの様なものだった。
いや、体力なんかの数字はそのまんまだけどさ、スキルや職業が[2€$・5〒〆々]といった具合になっていた。
えぇ……文字も読めねんだけど。もしかして俺、詰んでる?
◇ 王女shift
おぉ、神よ。なぜあなたは我ら人類にとてつもない試練を与えたのですか!?
私の名前はクレアトラ=FA=マヨネ
マヨネ国の王女です。 私は一年前に顕現した。魔王と名乗るモノを倒すべく多くの英雄を戦地に向かわせた無能の王女なのです。そして、いま、私はこの世界に関係のない人間を戦地に送り出そうとしていました。
「それでは、勇者召喚の儀式を始めましょう」
私の言葉で魔導師達が呪文を唱え始める。いよいよですね。召喚される勇者には誠に申し訳ないですが。これは世界を守るため。どうか私たちの生贄になって下さい。
煙が晴れるとそこには美しい顔の少女が座っていた。
「美しい……ごほん」
いけない。つい本音が、魔術師達が一斉にこちらを振り向いたけど気のせいということにしましょう。
「勇者様。この度は召喚に応じていただきありがとうございます」
そういって頭を下げると勇者様はオロオロとした様子で辺りを見回していた。
……? おかしいですね。言葉が通じてないのでしょうか。それとも混乱している?
「勇者様には一年前に現れた、魔王サキラメルの討伐を願いたいのです。どうか私たちの力になってくれませんか?」
そういうと勇者様は何かつぶやき首を縦に振った。どうやら協力してくれるようです。よかった……本当に申し訳ないことを私より年下の少女に頼むことになるとは。不甲斐ない気持ちになりますが、これもこの世界のためなのです。どうかお許しください。そして、神よどうか、この可憐なる少女に加護を授け給え。
そして、勇者ソラノは旅にでることになった。それも、言葉の通じぬ世界で己の知らぬ間に大きな指名を受けて。
つづく