トクニ意味のないフタツの短詩(夢の記憶)
《キャンプ》
巨人軍が南極でキャンプをしている
王、長嶋も顔を出しての豪華なものだ
キャンプ場の周りには子供らが群がっている
王は平沼麒一郎元首相邸宅から表札を取ってきて
サッカーボールのようにリフティングを始めた
数分後、表札は縦に割れてしまった
すると、その家から、チリチリパーマで辛子色の
カーディガンを羽織ったおばさんが出てきて怒鳴っ
た
「縁起でもないでしょ!」
この南極でカーディガン一枚で寒くはないのかと思
ったが
考えてみれば、いま南極は夏であった
《婚姻の意思》
近所に適当な川がないので
ミミズをつけて竿をドブに垂らした
すると、ムカデがひっかかった
それを道路に垂らした
すると、子猫がひっかかった
それを公園に垂らした
すると、赤ん坊がひっかかった
それを夜の街に垂らした
すると、赤ん坊の母親がひっかかった
さすがに、婚姻の意思の合致がないのでリリースし
た