蹴ってやるよ
白い、光る。
ピカピカ
グレー、粉がキラキラしてる。
体の奥の方から湧き上がるグレーなキラキラたち。
大好きだよ
もっともっと、上へ上へ、上がっておいで。
社会的に普通に分類されない、指からこぼれ落ちたキラキラたち。
君たちの出番だよ。
冷たい空気は優しいよ、ふーっと息を吹きかけてごらん、見えるでしょキラキラたち。
周りをぐるーってみてごらん。
怖くなかったでしょ、知ってたでしょ。
あったかい心沢山あったでしょ。
行き詰まっちゃった。
できる、って思った瞬間になくなった。
消えちゃった。
私はお金じゃ買えないよ、あんたといると、とことん凹む。
価値がある女じゃないって思ってるんだろ?
お前なんか肩書きはずせば、くさいオヤジのくせに。
縛ってやるよ、蹴ってやるよ、それが望みだろう?
哀れな年寄り。
お前は臭くてオヤジでどうしようもないって、
いたぶってやるよ、
来たいだろ?言われたいだろう?
知らぬ間に大きな責任がお前の肩にのしかかってきたんだろ、
叩いてやるよ。
お前自身をおいてきた、お前を
若い女をなじるより、気持ちいいだろ、
こうされたかっただろ?
お前は年とった老いぼれだ。それ以上に何がある?