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冷たい  作者: 秋元奈緒
1/1

蹴ってやるよ

白い、光る。

ピカピカ

グレー、粉がキラキラしてる。

体の奥の方から湧き上がるグレーなキラキラたち。

大好きだよ

もっともっと、上へ上へ、上がっておいで。


社会的に普通に分類されない、指からこぼれ落ちたキラキラたち。

君たちの出番だよ。


冷たい空気は優しいよ、ふーっと息を吹きかけてごらん、見えるでしょキラキラたち。

周りをぐるーってみてごらん。

怖くなかったでしょ、知ってたでしょ。

あったかい心沢山あったでしょ。


行き詰まっちゃった。

できる、って思った瞬間になくなった。

消えちゃった。


私はお金じゃ買えないよ、あんたといると、とことん凹む。


価値がある女じゃないって思ってるんだろ?

お前なんか肩書きはずせば、くさいオヤジのくせに。

縛ってやるよ、蹴ってやるよ、それが望みだろう?

哀れな年寄り。

お前は臭くてオヤジでどうしようもないって、

いたぶってやるよ、


来たいだろ?言われたいだろう?


知らぬ間に大きな責任がお前の肩にのしかかってきたんだろ、


叩いてやるよ。

お前自身をおいてきた、お前を


若い女をなじるより、気持ちいいだろ、


こうされたかっただろ?


お前は年とった老いぼれだ。それ以上に何がある?







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