小説が書けない
「秋は読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋と言ってなにかをはじめるにはいい季節だよな」
「小説が、」
「ん?」
「小説が書けない!ネタがないんだよーー!」
ネタっていうのはふとした瞬間に訪れるものだよ 日常の忙しさから少し離れて、美しく色づいた紅葉の舞い散る様子を見ながら、新しい何かを始めてみるのも良いかもしれないな」
「ささいなところにアイディアが埋まってることか?」
「そう、例えば、身近な自然に触れてみる。いったん歩みを止めて、対象物をしばらくじっと見つめてそのことについて思ってみる
落ち葉を拾って、葉の色や形を観察したり、草花の匂いを嗅いでみたりするのもいいかもしれない」
「そして気づいたことを本で調べたり、インターネットで検索したり知識を広げる工夫も大切
そのことを手帳やスマートフォンのメモアプリなどに忘れないように書き留めて
設計図を作ったりしてな」
「まぁそれが難しいんだけどな」
小説家は2種類いる データに基づいて計算して統計をとり作品を描く作者さん (データ)
頭で考えた物を一筆書きのようにスラスラと描き 一瞬で作品を完成させる者(天才)
「僕はわからん!(笑)」




