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銀色の風  作者: 紫音
~第1章~
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94.罰の理由

ガイはしばらく黙っていたが、ポツリと言った。

「シルフィーナ様のお胸に歯を立ててしまいました」

アレクシウスはため息をついた。

「それは怒られて当然だな。で、何でそんなことをしたんだ?」

ガイが黙ってしまったので提案をしてみた。

「内容によっては減刑を切り出してやらんでもないが?」

「・・・いえ、やります。お相手をお願いします」

そう言うとガイはアレクシウスへ躊躇いもなく接吻をした。


ラナダ王国の王女フローリアのリビングにシルフィーナが降り立った。

「お姉様、お招きに預かり光栄にございます」

と恭しくフローリアに挨拶をした。

「シルフィーナったら神従が産まれてから全然来ないのですもの」

「申し訳ございません。環境的に夜中に神従の様子を見に行ってますので昼間は寝ていますの」

「ああ、家の中が五月蠅いのね。分かるわ。私の神従の家も子供が五月蠅かったので夜中に会いに行ってたわ。今お茶の用意させてるからちょっと待ってね。ところでガイは?連れてこなかったの?」

いつもならガイがシルフィーナの斜め後ろに控えているのに今日は居ない。

「ええ、悪さをしたので罰を与えてきました。その罰が終わったら来ますわ」

「あ、キアが言ってた胸に歯を立てたこと」

「はい、痛かったのです。罰にお兄様とその親族に1回15秒の接吻を5周言いつけてきました」

フローリアとリビングに会していた神族もびっくりした。

「それは、また、面白い罰ね」

とフローリアが言葉を選びながら言った。

「お姉様、お父様からのお兄様達への処分があった後もガイはお兄様とお兄様の神族を警戒するのです」

あっと思った。

「私は2年後、スタニスラガ王国に生まれる予定です。お兄様とその親族に助力をお願いする事案が出てくるかもしれません。いつまでも壁を作っていてはガイは孤立するでしょう。その壁を強制的に撤去とは行かなくても低くしたいのです」

「なるほどね」

とフローリアが頷いたが、神族も頷いていた。

フローリアの神族にも心当たりがあったのだろう。

「問題はガイがその意図をくみ取っていないってところです。お兄様は言わずともご理解なさったようですけど」

「汲み取っていなくても接吻を5回もしたら警戒心も薄れる気がするわね」

「だといいのですけれども・・・はぁ」

っとシルフィーナからため息が漏れた。

「シルフィーナ様、ガイの様子を見てきましょうか?」

とキアが言ってくれた。

「いいえ、恥ずかしい接吻を見られたくはないと思うわ。終わったらこっちに飛んでくるから待っています。ところでお姉様、お姉様とお兄様の婚姻っていつのご予定ですか?」

「ああ、それは2年後の5月の予定よ。最もお妃教育があるので半年前にはスタニスラガ王国の城に向かうわ」

「まあ、つまらない!私はきっとそのころは腹の中よ。婚儀が見れないわ」

「そうね、予定が重なっちゃうわね。でも私が16歳にならないと結婚が出来ないのよ。だからあと2年必要なの」


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