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銀色の風  作者: 紫音
~第1章~
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87.スタニスラガ王国での過ごし方

シルフィーナとガイは、スタニスラガ王国には度々顔を出すが、それほど長居はしなかった。

そのことでアレクシウス側は不満には思ってはいないようだった。

「アベルとルーカスの様子はどうだ?」

「ええ、全くもって順調のようです、お兄様」

兄神と兄神の神族は、いつでも遊びにおいで、の姿勢を崩さず、シルフィーナに後ろめたさを感じさせなかった。

「シルフィーナ様、今日の晩餐のメインはサーモンのムニエルだそうですよ。召し上がって行かれますか?」

と言われて、つい食欲に負けダーレンの体のお世話になったりする。

神力が安定したので、憑依での神力の低下はほぼなくなったが、スタニスラガ王国での憑依はガイがあまりいい顔はしなかった。

そうなると夜にガイのご機嫌を取り、翌朝は二人で寝坊を繰り返す。


冬になると、ラナダ王国よりスタニスラガ王国の方が若干暖かい気がしたが、どちらの城も暖房設備が整っていたので使っていない部屋を使わせてもらっているシルフィーナにとっても快適に過ごせた。

外出時にはガイとおそろいの外套を纏いスタニスラガの冬を楽しんだ。

神帝を祭る神殿での冬のミサは、神がこの地に降り立ったことを祝うものだが、今現在も第二王子として神が降り立っているので意味のない物だと思いつつ覗きに行く。

そして、またもや退屈で女神が眠ってしまってガイに部屋まで運ばれる。

見学に行った女神を眠らせるだけの本当に意味のない祈りだった。


アベルとルーカスは順調で、夫人たちの腹がふっくらしてきたのが嬉しく、度々夫人達の腹を見に行くようになったので、スタニスラガ王国に居る時間が徐々に増えて行った。

アベルの誕生予定が4月前半、ルーカスは4月の後半、もう待ち遠しくて仕方のないシルフィーナであった。


新年は、フローリアの城に居た。

国は違えど、となり同士の国なので新年は同じ日だ。

お祝い方法は多少違うが、どちらの国も神に眠い祈りを捧げ、新年を迎えれたことを感謝する。

アレクシウスにしてもフローリアにしても王族なので、新年は貴族からの新年の挨拶や宴、夜会、舞踏会などイベントが盛りだくさんで、あまり遊んでもらえなかったが、ラナダ王国の新年のあいさつを見学に行ったら、なんとフローリアには兄と弟がいたことを発見した。

アレクシウスの兄は少々残念な顔だが、こちらの兄弟は遠目のシルフィーナ目線では合格点だ。

そのことをキアに話をしたら

「もっと近くで見ちゃいましょうよ」

と重鎮のあいさつの中、堂々と間近で顔を見に行ったのだが、あとでフローリアに怒られた。

城だけでなく市井もにぎやかなので、昼間は市井で民衆のにぎわいを見に行って、夜は王城の宴を見学した。

一応、ダンスはフローリアに上手くなったと言ってもらえたので、ドレスを神力で着せてもらってガイと舞踏会で踊った。

まさか舞踏会で女神が踊っているなんで参加している貴族たちは思いもよらなかっただろう。

まあ、雛段には第一王女として座っている人物も女神なのだが。


新年の様々なイベントが終わり落ち着いたころには、シルフィーナはほぼほぼスタニスラガ王国に居ることが多くなってきた。

あと3か月もすれば、アベルとルーカスが誕生するからだ。


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