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銀色の風  作者: 紫音
~第1章~
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54.ダーレンの場合

ガイはシルフィーナの足先から、今度は背中側をどんどん上に接吻の雨を降らせて行った。

当然、全く声をあげないシルフィーナに声を出させようと特にお尻の間の接吻には熱を入れたが、ゆっくりと首筋の戻るまでシルフィーナは声を上げないよう口を手でふさぎ堪えた。

「まだお声は頂けないのですか?噛み付きませんよ」

とガイが薄く笑いを声に混ぜて言ってきたが、そっぽを向く。

しかし、これだけのことをして、熱くなっているのは実際はガイだった。

昨日のちょっと後悔からと要らぬ嫉妬しないよう、そのままシルフィーナはガイの遣りたい様にさせてあげたのであった。


その夜、この日の担当はダーレンだった。

流石に体中に付いたガイの接吻の後は消して臨む。

アレクシウスの従者ともなれば、個室を与えられていたのでグイドの邪魔にならない。

ガイをジーンに預けて、ダーレンの元へ行く。

やっぱりダーレンも謝罪の言葉から始まったが、もう不要だと断った。

「シルフィーナ様、私めには女神の愛をおねだりしてもよろしいでしょうか?」

「もちろん、そのつもりです」

とにっこり女神らしい笑顔で答えた。

「そして、大いに我儘とは重々承知しておりますが、無理な行動は致しません、一度の女神の愛の後、一晩、是非一晩シルフィーナ様と抱っこ寝のご許可を、お願いします」

正直毎晩ガイと抱っこ寝をしているが、神霊体だから出来るのであって実体のあるダーレンには無理だろうと思った。

「ダーレンは実体があるから抱っこ寝は無理よ。実体を放っておいて宙に浮くのは危険よ、添い寝にしない?」

「添い寝!はい、添い寝をお願いしてもよろしいですか!」

前に城で女神の愛をシフト制にした後もダーレンは強いので愛を3~5回ほど施したが、当然寝る方が楽である。

アレクシウスとフローリアが怒ってから、かなり体的に楽になったと思う。

ダーレンは女神の愛を無茶をせず一つで堪え、希望通り添い寝をしてもらった。

ガイとジーンはやはりドアの外に控えていたが、シルフィーナもダーレンも朝まで出てくることは無く、ずっと立ったままであった。


朝、まだ顔の赤いダーレンが出仕するため部屋を出てきてガイに言った。

「お前の女神さまをお借りした、ありがとう。今お休みになっているので、抱っこしてあげてくれ」

グイドの時にもそうだったが、務めを終えたシルフィーナを迎えに行くのは、正直まだ心が痛い。

救いは、倒れた時とは比べ物にならないぐらい顔色が良く、健やかに眠っておられる。

そっと抱き上げると、眠っていても当然のように腕を首に回してくる。

愛おしくてたまらなく、起こさないようにそっと抱きしめた。

「ガイ、部屋に帰ってお前も一緒に眠れ」

「ああ、女神の愛を授けたから、今日は一日お起きにならないと思う。俺も一緒に眠る」

そう言い残すと、あてがわれた部屋へと向かった。

シルフィーナの結界の外側に自分の結界を張り、少しだけシルフィーナを自分から引き離し、神力注入の接吻をした。

部屋の外で控えているときダーレンとシルフィーナの会話は聞こえていた。

回数を減らしてもシルフィーナの神力が減るので、気持ちよい目覚めの為に神力を注入した。

(今朝の逆悪戯は俺が要らぬ焼きもちを焼かないようにお付き合いくれたのかもしれないな)

(声を出さないようにお口を押さえておられて、結局一言も発さなかったから、俺の負けだったな)と思う。


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