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銀色の風  作者: 紫音
~第1章~
50/436

50.フラウの感想

翌朝、移動中の騎士たちの朝は早かった。

が、ダーレンは7時まで休んでいいので、テントの外がガヤガヤしていても眠っていた。

流石に時間を守って起きないと朝食が無くなるので眠い目をこすって起きる。

目の前に女神と神使が抱き合ったまま宙に浮いて眠っていたのを見たら、眠気がすっ飛んだ。

しげしげと眺めていると、女神は神使の首元に抱き着くように眠っているし、神使はその女神の背中と膝裏に手を回し肩に顔を埋めるように眠っている。

羨ましい、と思うが、女神と毎日接してただ眠るだけとは良く理性が保てるものだとも思う。

とりあえず、朝食を食べにテントの外に出た。

アレクシウス様はすでに起きていて、自分のテントで朝食を取っていた。

ダーレンもいつものように同席して、グイドと一緒に食べた。

「グイド、昨晩の地面にめり込みようの話をしてもらう時間的余裕はないよな」

グイドがググっと喉を鳴らし、アレクシウスが話に乗ってきた。

「フラウのことか?」

「はい、それと女神の寝顔にやられたそうです」

ジーンが話に割り込んできた。

「ははは!フラウは効いただろう!俺が沈んだぐらいだからな!それにあんな美神は俺の妹たちぐらいだ、よく拝ませてもらえ」

とニヤリを笑った。

「フラウは、聞いてて想像してたよりとても気持ちが良かったです、それにお話通りしばらく動けませんでした。そのあとでシルフィーナ様が私の横ですやすやとお休みになったんですよ!腕にもたれかかるようにして、益々動けませんでした」

三柱は大笑いしたが、グイドは赤くなるばかりだった。

「それと今朝起きたらシルフィーナ様とガイが抱き合って宙に浮いて眠っているんですよ、いっぺんに目が覚めました」

ダーレンがパンを振り回しながら言った。

「まだ寝てるのか?そろそろテントをたたむんじゃないか?ジーン起こしてこい。まだ眠いようなら今日着く予定の砦に先に行って空き部屋で寝てろって言ってこい」

「かしこまりました」

食事をしないジーンはフッと消えた。

「ダーレンは明日どっちにするつもりだ?」

にやにやしながらアレクシウスが聞いて来た。

「俺とグイドはフラウを体験したぞ、フラウはすごかったよな、グイド?」

「想像以上に強烈でした」

ダーレンはしばし考えたが

「明日の夜に決めます、シルフィーナ様の許可も要ることですしね」

「なんだ、つまらんな。まあ、どっちにしろシルフィーナの負担にならぬようにな」

「心得ております」

グイドが思い出したように

「そういえば、昨晩シルフィーナ様は私ども神族にはガイの目の前で触れないようにすると言っておられました。フローリア様の神従に接吻したらガイが怒って泣いたそうです」

アレクシウスとダーレンが驚いた、しばらくしてアレクシウスが口を開いた。

「それは、怒ったとは聞いたが、ガイが泣いたのか。色々気持ちの行き違いがあったようでシルフィーナも俺に話をするときに泣いていた。当分あの二柱は、そっとしておいてやるべきなのかもしれないな」


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