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銀色の風  作者: 紫音
~第1章~
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49.いつもの寝方

翌午前2時ごろ、グイドが真っ赤な顔で口元を手で押さえながらテントから出てきた。

表でガイとジーンが居て

「グイド、シルフィーナ様は」

とガイに聞かれた。

「眠っておられる、俺、フラウ頂けたんだ。すっごく気持ちが良くて、でも力が入らなくって全然動けなくて、シルフィーナ様がしばらく様子を見ていてくださったんだけど、俺の横でお眠りになってしまった」

もう感動で立っていられないという感じでその場に座り込んでしまった。

「しばらくしてちょっと動けるようになったけど、隣に女神が眠っていると思うと時間だけは確認したけど、やっぱり動いたらお起こししてしまうと思って、動けなかった」

地面にめり込むほど撃沈していた。

そこへダーレンがやってきて

「グイド、交代だ、どうした?」

「シルフィーナ様のフラウと寝顔で撃沈した」

とジーンが笑いながら答えてやった。

「グイド、ほら、アレクシウス様のとこへ行け、俺は休むからな」

とグイドを追いやってダーレンがテントに入ると、すぐに出てきた。

「ガイ、シルフィーナ様がベッドでお休みになってるぞ、お前、何とかしろよ」

ガイはテントに入るとベッドで眠っている女神をそっと抱きあげ、いつものように抱っこしなおすと宙に浮いた。

「ここで休んでいいか?ベッドは空けたから眠ってくれ、俺たちは空中でいつも寝るから」

声に出さないように言ったら、それを見上げたジーンが

「お前いつもそんな羨ましいことをして眠っているのか?」

「ああ、このところ、抱っこがお気に入りのご様子でいつもこうしている」

ダーレンとジーンが羨ましそうな顔をして見上げるので

「もし次の女神の愛で時間が余ったら、お抱きさせてもらえるかお聞きしたらいい」

二柱は顔を見合わせて同時に答えた。

「いや、あまりにも恐れ多くて無理です」

「いやぁ、がいがいいのぉ」

不意のシルフィーナの声に準神霊3柱が固まった。

「だ、ダメだそうだ、すまん」

「お起きになられたのかな?」

ダーレンの問いにガイがシルフィーナの様子を探ると、眠っているようだった。

「いや、眠られている。お前たちも眠れ、しゃべっているとシルフィーナ様が起きてしまう」

「そうだな、俺ベッドで寝る。実体あるからな」

とダーレンはベッドにもぐりこんで疲れていたのか、あっという間に寝落ちした。

「俺はアレクシウス様の所にいるよ。女神様がお前の手に戻ったからな。おやすみ」

ジーンがそういうとテントから出て行った。

テントの中はダーレンの寝息以外の音が無くなり静かになった。

シルフィーナがむくっと体を起こし、無言でガイに熱い接吻をした。

「起きておられたのですか?」

「・・・いいえ、・・・眠って、・・・おられます」

とシルフィーナが答えると、眠そうな目元なのにもう一度接吻をして、ガイにしがみ付き何事もなかったように眠った。


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