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銀色の風  作者: 紫音
~第1章~
47/436

47.お外で?

夕方まで、アレクシウスが使っていた部屋で転寝したり、おしゃべりしたり、接吻したりと神らしくダラダラと過ごした。

「シルフィーナ様、そろそろアレクシウス様の所に行きますか?」

「もうそんな時間?仕方がないわね。ガイ、私の唇はガイへの接吻をたくさんしたけど腫れていない?」

ガイに軽くチュッとされ

「大丈夫です、いつものようにお美しいです」

と言われたので、仕方なくアレクシウスの元へ出発した。


上空から見たら、アレクシウスの神気は輝いていたのですぐにわかった。

近づいてみると、やはり次の砦には到着しておらず、夕暮れ時なのでテントを張って野営の支度をしていた。

アレクシウスはと言うと、人間の部下と何やら打ち合わせをしているようだったので、少し離れて様子を見た。

見た目は16歳の麗しい王子様、中身は何年生きているのか不明の美丈夫な神、両脇に従えているのは18歳ぐらいの美しい従者、中身はこちらも何年生きているのか不明の兄神並みの美丈夫の神従、そしてちょっと離れて実体のない神使ジーン。

実体のないジーンだけはこちらに会釈をして、近づいて来た。

「シルフィーナ様、お越しいただき有難うございます。まだ野営の準備中でして、もう暫くお待ち頂きたく存じます」

「そのようですね、お兄様にご挨拶が可能になったら呼びに来て下さる?」

「かしこまりました」

ジーンが丁重に神使の礼を取ったので、ガイの手を引いてその場から離れた。


暫くして木の上で、ガイとおしゃべりをしていたらジーンが迎えに来てくれた。

「お兄様、こんばんは、お忙しそうですわね」

「シルフィーナ、待たせて悪かったな。道が傷んでいて移動に時間がかかってしまったんだ。修理の依頼を出していたんだよ。お前は街に遊びに行ってきたのか?何か良い物を見つけたか?」

「仕立て屋さんで綺麗な水色のドレスを見つけたので神技で着てみたら、ガイが、脱がせ方が分からないから駄目だ、って言うのですよ」

こればかりはアレクシウスもアレクシウスの神族たちも大笑いをした。

ガイは顔が赤くなり、口元を右手で覆い隠した。

「あはは、あまりガイが困るようなことを言ってはいけないよ。それより今日お前の担当はグイドなんだが、野営の時は2交代制で21時から2時までがグイドの休憩時間なんだ。2時から朝まではダーレンが休憩になるって感じだ。ガイ、2時までお姫様をグイドに貸してやってくれ」

「心得ております」

「それでお兄様、まさかお外でグイドと会うってことは無いですよね?」

「交代制だって言っただろ、従者のテントはグイドとダーレンしか使わないので、ダーレンが仕事中はグイド一人テントにいることになる。ジーンはガイに付いているように言っておくからな」

「まあ、安心しましたわ、お外で女神の愛はさすがに嫌ですもの」

「あはは、そりゃそうだ、では、21時に従者用テントに行ってくれ、グイドにも無茶をしない様には言ってある」

「かしこまりました、ガイ、行きましょう」

とガイの手を取って王子のテントを出て行った。

ダーレンが

「さすがに外で女神の愛を下されると、あの神々しいオーラですから人間にも感じられるかもしれませんね」

と言ったら、一同納得していた。

「女神様に、お外で、は、俺はさすがに妹であっても言えないな」


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