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銀色の風  作者: 紫音
~第1章~
21/436

21.会議の結果

翌朝、いや、昼過ぎ、ようやくシルフィーナが起きた。

アレクシウスは予定通りなら朝から会議なのでとっくに居ない。

ガイが心配そうに近づいてきて口づけをしてきた、神力を分けてくれたのだ。

「おはようございます、シルフィーナ様、昨晩のアレクシウス様はかなり荒れておられましたようですが、大丈夫ですか?」

まだ頭の中はフワフワとしているが、ガイが心配してくれているのはよく分かった。

「お兄様、お怒りだったわ、週一回がご不満のご様子だったの、なので延長だ、と朝まで・・・」

また寝そうになったのでガイが抱きしめて頭をなでてくれた。

「そうですか、アレクシウス様のお体をお守りしていたので朝にお戻りは承知していましたが、週一回がお怒りの原因だったのですね」

「ねえ、ガイ、もう少し眠ってもいい?このまま抱っこしていてくれる?」

「ええ、構いませんよ、でも、今日夜7時から歌劇を見に行くご予定ですのでそれまでに起きてくださいね」

「ええ、ええ、そうだったわね」

楽しみがあったのを思い出したが、あまりにも抱っこが気持ちよく、やはりもう一息寝ることにした。


しばらくして

「シルフィーナ!」

安眠を妨害するアレクシウスの声が響いた。

シルフィーナはあのままガイに抱っこされ宙にぷかぷか浮きながら転寝をしていた。

「なんだ、まだ寝ていたか?ほら起きろ」

「アレクシウス様、シルフィーナ様は少々お疲れのようです、もう少しお声を落としていただけますでしょうか?」

昨夜シルフィーナに怒りのたけをぶつけた当の本人はすごぶる元気だった。

「う~ん、なあに?お兄様」

「お!起きたか、昨晩は済まなかった、大丈夫か?」

やはり兄は優しい、シルフィーナの様子を見て心配になったようだ。

「お尻が痛いです、治癒の神技かけてください」

「あ、ああ、これでどうだ」

兄は臀部付近に手のひらをかざし、神力を使った治癒を行った。

「ありがとうございます、ずいぶん良くなりましたわ、ところで、慌ててどうなさいましたか?」

「おお!それだ、今日は軍事会議があったのは知っているな?」

「はい」

「そこで第二王子の俺と側近、俺の近衛、一個騎士団で辺境の視察に行くことになった」

「いつから?」

「来週初めからだ、そこでお前に」

「まあ!それはちょうど良かったですわね、では、私たちはフローリアお姉様の所に遊びに行ってきますわ」

言葉を遮られたアレクシウスはシルフィーナの言葉を聞いて思考が止まってしまった。

「え?付いて来てくれないのか?」

「なぜ視察に私が付いて行かねばならないのですか?」

シルフィーナを抱っこしたままのガイが笑いをこらえて震え出した。

「俺たちはお前の愛がないとたまらない、シフト通りで構わないから付いて来て欲しい」

つん、とそっぽを向いたシルフィーナは

「嫌です、お姉様に会いたいのです、どうしてもと無理を言うならお姉様の所から戻りませんわ」


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