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銀色の風  作者: 紫音
~第1章~
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20.兄神、キレる

強行に決めたローテーションのシフトは意外な事に順調だった。

何をもって順調かと言うと、ひとえにシルフィーナの体調が約1か月経過しても問題なく元気だった。

今日も楽しく市井探検、ではなく、今日はモリエール侯爵にくっ付いていた。

当のモリエール侯爵はすたすた歩きある場所に向かっていた、その後ろをガイが付いて行く。

コンコン、と、とあるドアをノックする。

ドアが開き迎え入れてくれたのはグイドだった、そうアレクシウスの執務室に来たのだ。

グイドは「え?」と言う顔をしてしまい、モリエール侯爵は不思議に思った。

そのまま応接室を通り抜け執務室に行くとその状態を見たアレクシウスとダーレンも仰天顔をした。

「入り口のグイド殿も殿下と同じようなびっくりしたような顔をしていましたが、私の顔に何かついていますか?」

(はい、女神がくっ付いています)

とは言えないので適当にごまかす。

「明日の軍事会議ですが、辺境の兵力を調整する案が出ています、殿下のご意見を頂戴するので一案をお考えいただいた方がよろしいと思います」

「・・・ああ、わかった」

「それと、こんな案も出ておりまして・・・」

とモリエール侯爵の話は続いていたが、女神が

「パパ」

とつぶやくので全く耳に入らなかった。


その夜、シフト当番のアレクシウスがやってきた。

「お前、日中に侯爵にくっ付くな!びっくりするだろう」

と開口一番に怒られた。

「毎日くっ付いているわけではないですわ、たまにです、日中だけど」

言い訳はするが、すでに空中にいるシルフィーナにアレクシウスの手は伸びてきている。

「それとこんな案も・・・の続きを聞き逃したじゃないか!」

キャッチしたシルフィーナを抱き込む。

「それは、平民からの騎士見習いを募集しようという案が出ているのですわ」

言い終わるや否や唇で唇をふさがれた。

「何でお前がパパと言いながら聞き取ってるんだ?」

あちこち触りながら接吻される。

「それはお兄様の執務室に行く前に聞いたの、あ!」

アレクシウスが中に入ってきて言葉が詰まった。

「わかった、もういい、俺を感じろ、俺にお前の愛を与えろシルフィーナ」

「お兄様、ああん、そこ、いやぁ」

反り返るシルフィーナを支えつつ腰は安定させる。

「俺は神なのに週一回しかお前に触れられないんだぞ、もっと俺に愛をよこせ」

最近自重していたがシルフィーナの後ろに回り込んで自信をねじ入れる。

「きゃあ!ダメ・・・ガ、ガイも・・・週一回で・・・がまん、あ」

「神使と同じレベルなのも腹立たしい、今日は延長だ」

「・・・明日・・・か、会議・・・あるので・・・しょ」

キレた神の夜は長かったのである。


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