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銀色の風  作者: 紫音
~第1章~
19/437

19.順番

ルーカス定着後一週間経った夜中、やっと起きたシルフィーナはアベルとルーカスの様子を見にガイと出かけた。

なぜ夜中に出かけるかと言うと、夫人たちが寝てくれないと見辛いのだ。

幸い二人とも順調であった。


翌日アレクシウスのティタイムを狙って執務室に行く。

そこで提案をした。

「私の体調もほぼ回復しました、でもあまり混み合いますとかなり辛いのでシフトを組もうかと存じます」

アレクシウス側が何のことか?と言うような顔をしているがそのまま続ける。

「ガイは週一回にしますので、あとは一日おきにお一人ずつ、だれがいつと言うのはそちら側でお決めください、お決めになったらガイに報告をしてもらって、その日の担当の体はガイが守護に参ります、ご理解いただけましたか?」

こんな事務的に愛配布の計画をする女神など見たことがない、かなり本調子になってきたのだろうと思う。

だが、この計画を飲まなければ、次に女神の愛をもらえる機会がいつになるか分からないので飲まざるを得ない。

「わかった、こちらサイドは週に3柱と言うことで良いのかな、いつから始められる?」

「今日のガイから始めます、そちらの一番は明後日と言うことでお願いします」


シルフィーナが立ち去った後、ちょっと揉めると思ったが、案外すんなり相談は済んだ。

「シルフィーナ様、本当にお辛かったんですね」

「私たち三柱まとめてがあれほどご負担をおかけしていたとは」

「俺は神だから当然1番だ、そして毎週1番だ」

アレクシウスが当たり前のように宣言するが、神族たちは主の主張を飲むしかない。

「では週の後半の二席を我々三柱で決めさせていただきます」

「ああ、そうしろ、決まったらジーン、ガイに報告に行くように」

「かしこまりました」


そのころ当のシルフィーナはと言うとモリエール侯爵に引っ付いていた。

侯爵の顔に頬を寄せ、まるで恋人の如く引っ付いているが女神の口から放たれる言葉は

「パパ」

であった。

兵の訓練の監視をしている侯爵は当然のことだが、女神が自身に絡みついていることなど全く気が付かない。

早く侯爵の子供になりたいが、アベルとルーカスが誕生して少なくとも1歳にならないと定着は出来ない。

待ち遠しいが、地上界に楽しみがたくさんあるのですぐに時間は過ぎるだろうと思う。

ガイはその様子をほんの近くで見守っていた。


その夜から順番が始まった。

ガイにしてみてもようやくシルフィーナを独り占め出来る機会である。

そういう機会は二柱目の神従定着から女神定着までの約2年間だけである。

しかも今回はアレクシウス側が参戦してくるのでガイは週一回だけしかないが、女神が決めたことなので異論は無い。

自分の為に腕を広げて迎え入れてくれる我が女神に感謝しつつ触れる。

時間はたっぷりある。

思いのたけを女神に注ぎ込み女神の愛を受け取る、至福の時を満喫するのであった。


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