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銀色の風  作者: 紫音
~第1章~
15/436

15.定着

日付が変わり定着予定の日になった。

ルーカスとガイはシルフィーナとアベルを起こした。

アベルはまだ眠いようだが元気そうだ。

シルフィーナはぐったりしていたのでルーカスとガイがシルフィーナに接吻し神力を多めに注入した。

アレクシウスもシルフィーナを抱き寄せ接吻し神力を注いだ。


スザリオ伯爵邸

夫婦の寝室には伯爵と伯爵夫人が一緒のベッドですでに眠っていた。

4柱の神族は夫人の横に立ったが気づかれることは無い。

シルフィーナが夫人の下腹に手をかざし卵子の状態を確認する。

何度か分裂はしているようで問題ないと判断し、アベル定着用の処理を施した。

次はアベルだ。

アベルは我慢できずにシルフィーナに抱き着いたが、女神になだめられようやく落ち着く。

「さあ、アベル、9か月後に会いましょう」

「はい、シルフィーナ様、はい」

シルフィーナの腕の中でアベルは光り輝き、徐々に縮んで小さいビーズ玉のぐらいの大きさになってからシルフィーナの手で伯爵夫人の下腹に押し込まれるように入って行った。

シルフィーナは手をかざしたままアベルの定着を誘導し、しばらくして終わった。

これで約9か月後には赤ちゃんのアベルが産まれる。

後は夫人に神技で夢を見させて、赤ちゃんが出来ること、名前はアベルと言うことを無意識に認識させ、生まれるまで神の加護をアベルに纏わせる作業を行った。

「シルフィーナ様、お疲れ様です、また様子を見に来ましょうね」

「ええ、ルーカス、そうしましょう」

と言うなりシルフィーナはルーカスの腕の中に崩れ落ちた。

ガイとルーカスがすかさず接吻をして神力を注入したが目覚めない。

急ぎこのまま王城へ連れて帰ることにした。


「アレクシウス様、お休みのところ申し訳ございません、ただいま戻りました」

アレクシウスの枕元でガイが跪いて言った。

起き上がったアレクシウスは、ぐったりとルーカスに抱えられたシルフィーナを見て驚いた。

「シルフィーナ!」

「アベルの定着は成功しましたが、シルフィーナ様がお疲れで倒れられてしまいました、神力の注入をお願い出来ますでしょうか」

ルーカスはシルフィーナをアベルのベッドに置いた。

「分かった、お前たちは控えていろ」

と言うとアベルは夜着を脱ぎ全身から神力の注入を行った。

シルフィーナの顔色は少し良くなったが目覚めず、一晩ベッドに寝かすことにした。

しかし、アレクシウスの部屋は女官がベッドメイキングなど掃除に来るので翌朝早々いつも漂っている部屋に移す。

そこで度々神力の注入を施されたがなかなか目覚めなかった。

ルーカスとガイはシルフィーナの結界を囲むように結界を張り、その中で女神の目覚めを待つ。

女神が目覚めたのは、またもや一週間後のことであった。


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