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銀色の風  作者: 紫音
~第1章~
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10.神族たち

表現が大人向きになってきます。

未成年の方はお読みにならないようお願い申し上げます。

アベルは黒髪に緑の瞳を持っている。

シルフィーナの神従の中では一番の古株であり、シルフィーナへの執着を一番持っていると自負している。

執着を自負するというのも妙な話だが、それだけシルフィーナの神従と言う立場を誇っているのだろう。

夜にはアレクシウスの神従が来るのでそれまでは愛するシルフィーナの触れられる。

そう考えるだけでも体の中が熱くなるものだった。

ルーカスとガイも居るが、まず先にシルフィーナの元を離れるアベルに気を遣う。

「定着前3日間はアベルだけ」

とシルフィーナからの言葉をもらっている。

この嬉しさを、今、腕の中のシルフィーナへ注ぎ込んでいた。


ルーカスは金髪に青い瞳。

アベルよりは陽気な性格だが、一歩引いた奥ゆかしい性格でもある。

今は先に定着するアベル優先するシルフィーナだが、そのあとはルーカスが定着するので定着前はルーカス優先になるだろう。

ルーカスとしては当然とても楽しみにしている。

定着後はしばらくシルフィーナに触れられないのがかなり寂しい限りだが、体を持った時に触れ合えることを楽しみにしている。


ガイは白髪に薄い赤い目を持っている。

神従は文字通り神の従者である。

神使はこちらも文字通り神の使いである。

身の回りの世話をするのが神従なら外回りの用事をするのが神使と言う感じである。

神従も神使も同じ準神霊だが、神使は定着をしない。

神従二人が定着したらシルフィーナに仕えるのは自分だけになるのをきちんと理解していて、またそれも楽しみである。


夜遅く、シルフィーナが自分の神従たちにアレクシウスの神従の所に行って彼らの体を守るように指示をした。

守り方は簡単、神霊体を入れ替えればいいだけだ。

三柱とも、名残惜しそうにシルフィーナのもとを去っていった。


アレクシウスの神従たちがやってきた。

神に対する礼と口上をつつがなくこなし、とても礼儀正しい三柱である。

一柱ずつ空中のシルフィーナに近づくのかと思ったが、三柱同時に近づいて来た。

どうやら本当に女神の愛を待ち望んでいたようであった。

シルフィーナの周りをぐるぐる回り、それぞれがシルフィーナの手と足に口づけ感謝の気持ちを口にすると待ちきれない衝動とともに柔らかい素肌に手を伸ばし、シルフィーナの前と後ろと口に自らを押し込んだ。

女神は悲鳴にならぬ悲鳴を上げた。

「シルフィーナ様、申し訳ございません、申し訳ございません」

と絞るような詫びの声をあげながらほとばしる勢いを女神に注ぎ込む。

入れ替わり立ち代わり注ぎ込む場所を変え、詫びの声をあげつつ神従たちは女神の愛を受け取った。

翌朝アレクシウスが様子を見に来るまで彼の神従たちはシルフィーナから離れなかった。

兄神は自分の神族になすがままのシルフィーナの姿にかなり気の毒なことを強いたと後悔することになったのだった。


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