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戻ってきました!!お休み期間に充電しました!

よろしくお願いします。

 佑介のおば様から電話があった。

佑介の状態がよくないと聞かされた、私は焦った、時間が足りない。


 何故このタイミングでこの世界に戻れたのか?

そもそも誰か私をもう一つの世界へと導いたのか?

2つの世界を行き来した時の条件を思い出していた。


 台風の日、画廊、佑介の作品、黒猫。

そう、どちらも黒猫が私を導いた。


 そういえば病室に猫の写真があった、あの時は特に気にならなかったけど確か黒猫だった!


 私はおば様に電話した。

「おば様、佑介さんが大雨の日に拾ってきたのって黒猫ですか?」

「そうよ、『優』と言ってね、胸にハートの形の白い毛があってね、佑介は確かエンジェルマークって言ってたけど。

しばらく、うちに居たんだけど台風がひどい夜に出ていってそれっきり帰って来ないの。」


 そう言えば『You』も胸に白い毛があった!

「おば様その猫ちゃんの写真って病室に飾ってありましたか?」

「そうそう!あの写真が優よ。写メもあるわ。」

「画像送って貰えますか?」

「ええ、勿論。」


 おば様から届いた写真を見ると、胸に『You』と同じ形の白い毛があった。

そうハートの形のエンジェルマーク。

まさかとは思っていたが、そこに写るのは『You』だった。不思議と確信があった。

二つの世界を行き来しているのは私だけではなかった、『You』も行き来している。

『優』と『You』が同一の猫なら辻褄が合う。


 『You』に恐怖や不気味さを感じておかしくないのに、不思議と感じるのは、愛おしさだった。

それはうちに来た日から変わらない。

「『You』お前は何物なの?お前も佑介に恩返したいの?」

私が『You』を見ると「ミャー」と鳴いた。

「そっか、逢いたいねぇ、佑介に・・・」



 その夜、夢に佑介が出てきた。

「どうした?こんな雨の日に、迷子か?取り敢えず、俺の家に行こう。」

そう言って抱き上げた手はとても大きくて暖かかった。


 風呂上りの佑介が「お前の名前は『優』だ。」そう言って抱き上げてくれた。

彼の腕の中は、暖かくてとても心地よかった。私は「ミャー」と答えた。


「なぁ『優』、那月は本当に奈央に俺のこと言うかなぁ、そしたら更に奈央を傷つけることになるよな。

俺のことすっかり忘れてくれて良いんだ、彼女が幸せに笑っていてくれるなら。」


 そこは佑介の病室。私は佑介の枕元に丸まった。何か暖かな小さな光が私の中に入った。

その光は小さいけど、とても強い意志を持っている。

その小さな光の望みは『奈央を苦しみから解放すること』。



 誰かの声がする。

「これは私の物語、黒猫は幸運の精霊なの。佑介が強く望んだこと、それを叶えてあげたかった。

佑介はあなたをこの苦しみから解放したいと強く願っていた、でも佑介の存在する世界ではそれは無理だった。だから佑介の力を借りて、佑介の存在しない世界への貴方を導いたの。

でも、佑介の体が限界なの、私を佑介のとこに連れて行って。」


そこで目が覚めた。

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